LaTeX
1. LaTeXの基本

CNSの UNIX環境のコンピュータでは,文書作成の支援や文書整形を行うアプリケーションとして``LaTeX''を利用できます.LaTeXは数ページの短い文書から,SFC CNSガイドのような数百ページにわたる書籍に至るまで,さまざまな文書の整形を行う機能を持ちます.この章ではLaTeXを使用する際に必要な基礎知識について説明します.
LaTeXとは
LaTeXによって作成した文書の例
LaTeXによる作業のながれ
ソースファイルの作成
LaTeX使用上の基礎知識
エラー
dviファイルの分割
LaTeXに関係するファイル

2. LaTeXによる文書の整形

LaTeX には,さまざまなコマンドや環境が存在します. ユーザはそれらを組み合わせることによって 任意の文書イメージを作成できます. ここではフォントの変更やセンタリング,箇条書きなどの使い方や, パッケージを用いてのEPSファイルの貼り込みなどを解説します. なお,この章では特に断りがない限り jarticle文書クラスの使用を前提とします.
文字を修飾する
空白の挿入と長さの単位
行揃え
箇条書き
テキストをそのまま出力する
表の作成
画像ファイルの貼り込み
改行,改段落,改ページ

3. LaTeXによる文書の構成

LaTeXには文書を構成したり,学術論文や書籍を執筆するための支援機能として,章立てを行ったり,参考文献や図表などを参照する機能があります.またソースファイルから必要な章節だけを取り出し,出力されるページ数を含んだ形で目次を作成できます.これらの機能はLaTeXがいくつかのファイルを用いてデータを相互に参照して実現されます.この章ではこのようなLaTeXの文書処理システムとしての機能について説明します.
章立て
タイトル
ページスタイルの変更
脚注
目次の作成
参考文献リストの作成
ソースファイルの分割
複雑なレイアウトの実現

4. LaTeXによる文書整形の応用

LaTeX はもともと数学系の論文作成を目的として作られたため,数式を整形し て出力することには群を抜いて優れています.ここではその数式の記述方法や, 引用方法,相互参照など文書整形をするうえでかかせない機能を説明します.
数式を記述する
要約をつける
引用する
欄外注釈
図表を配置する
相互参照をする
段組を制御する
ascmacパッケージの利用

5. LaTeXにおける文書整形の制御

LaTeXにおける文書整形は,LaTeX自身が内部に保持しているカウンタやパラメータ,またページスタイルなどによって制御されます.ユーザがこれらの設定を変更することで,より柔軟な出力制御ができます.この章では出力を制御しているカウンタやパラメータ,ページスタイルと,ボックスグルーモデルに基づくボックス系,グルー系のコマンドについて説明します.
パラメータ
カウンタ
ページスタイル
ボックスグルー系コマンド

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