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3.1 個人のWebページ

3.1.1 Webページ公開の準備

CNS のユーザは, ホームディレクトリの下に`public_html'という情報公開用のディレクトリを作成することで, WWWサーバで情報を公開できます(図[*]).

% mkdir  ~/public_html <RET>

公開するWebページや画像などの情報は, この`public_html'以下のディレクトリに作成します.

図: 情報公開用ディレクトリ`public_html'

3.1.2 ``個人のホームページ一覧''

CNS のWWWサーバには``個人のホームページ一覧''とい うページ (`http://www.sfc.keio.ac.jp/PersonalHomePageList/index.html.ja'など)があります. `public_html'ディレクトリを作成する と自動的にこのリストに自分の名前が掲載され,その ディレクトリ下の`index.html'にリンク張られます.

`public_html'ディレクトリの保護モードはothersに対して 読み出しと実行を許可する設定になっている必要があります. 保護モードについての詳細は[*]を 参照してください.

次に`public_html'の保護モードを設定する例を示します.

% chmod  755  ~/public_html <RET>
% _

個人のホームページ一覧から自分の名前を削除するには, 次のように`.hideme' というファイルを`public_html'ディレクトリの下に作成します.

% cd ~/public_html  <RET>
% touch .hideme   <RET>
% _

再び名前を掲載するには, 次のように`.hideme'ファイルを消去します.

% cd ~/public_html  <RET>
% rm .hideme} <RET>
% _
``個人のホームページ一覧''は1日に数回更新されるだけなので, 結果がすぐに反映されるとは限りません.

3.1.3 情報公開の手順

Webページを作成し,WWWサーバで情報を公開するには 次のような手順を踏みます. HTMLの詳細については[*]を参照してください.

  1. 公開する情報の作成
    Emacs ([*])を起動して`public_html' ディレクトリ以下に`index.html'などのHTMLファイルを作成し,[*]のように HTMLで内容を記述してファイルを保存します. `http://www.sfc.keio.ac.jp/~t02000tf/'のように ログイン名だけをURLに指定した場合 は,`public_html'ディ レクトリの下の`index.html'ファイル が一番最初に読み込まれます. 図[*]の 中のタグの機能については[*]を参照してください.

    次に,ページに貼りつける画像ファイルを作成します. 画像ファイルは,Xpaint ([*])などの 画像を扱えるアプリケーションを用いて作成, もしくは写真をスキャナ([*])で取り込み加工します. 作成した画像はXV ([*])などを利用して, Webブラウザで表示可能なJPEGやPNGなどの形式に 変換します.

  2. Netscapeによる表示
    作成したページのURLである `http://web.sfc.keio.ac.jp/~t02000tf/index.html' (~t02000tfの部分は自分のログイン名に置き替えます)を, Netscapeの``ロケーションフィールド'' ([*])に入力し, <RET>を押します.しばらくすると, 図[*]のように Netscapeのウィンドウにページの内容が表示されます. Webページを1枚作成した時点では Netscapeに表示されている ``自己紹介'',``日記'',``訪問者リスト'' の文字をクリックしても,リンク先のWebページは表示されません. リンク先のWebページ(`introduction.html', `diary.html', `visitorslist.html'などのファイル) および画像ファイル は`public_html'ディレクトリの下に 作成することで表示されるようになります.

図: Netscapeによるページ`index.html'の表示

同じHTMLファイルでも, Webブラウザの種類により,表示が異なる場合があります. また, 特定のWebブラウザでしか解釈できないタグも存在するので, 表示するページのレイアウトが崩れることもあります.