コンピュータは``ハードウェア''と ``ソフトウェア'' の2つで構成されています(図1.1). ハードウェアは,ディスプレイやキーボード,CPUといった機械のことで, 実際にデータを処理する機能を持っています. ソフトウェアは,ハードウェアの機能を利用し, データの処理を行って,文書作成や音声の再生といった ユーザの希望する機能を実行します.
ハードウェアとソフトウェアの2つが協調することで, コンピュータが作動し,デジタルデータの処理を行えます.
ハードウェアは機能的に``入力装置'',``演算装置'',``記憶装置'', ``出力装置''の4つに分けられます.
コンピュータに情報を入力する装置です.入力装置は現実に存在する さまざまな情報をデジタルデータに変換し,コンピュータに伝える役割 を担います. 入力装置にはユーザの命令を入力する ``キーボード'' (),``マウス'' (), 画像を入力する``スキャナ'',音声を入力する``マイク'',ペンの動きを 入力する``タブレット''などがあります.
デジタルデータの処理を行う装置です. そのため演算装置は,コンピュータの性能を決定する 重要な要因となります. この機能を担っている装置を`CPU' (Central Processing Unit) といいます.
デジタルデータの記憶を行う装置です. 記憶装置は,``主記憶装置''と``補助記憶装置''に分けられます.
記憶装置 | 容量 |
フロッピーディスク | 0.72MByte/1.44MByteなど |
CD-ROM | 640MByte/700MByteなど |
MO | 230MByte/640MByte/1.3GByteなど |
スーパーディスク | 120MByteなど |
DVD-RAM | 9.4GByte (両面)など |
デジタルデータの出力を行う装置です.コンピュータ内のデジタルデータを さまざまな形式で出力します.デジタルデータを画面に出力する ``ディスプレイ'',紙面に出力する``プリンタ'', 音に出力する``スピーカ''などがあります.
ソフトウェアとはハードウェアの実行の手続きを定義したデジタルデータです. ソフトウェアは``オペレーティングシステム'' (基本ソフトウェア)と ``アプリケーション'' (応用ソフトウェア)の2つに分けられます.
CNS ではUNIX(), Windows(), MacOS () の3つのOS が利用できます.それぞれのOS ごとに さまざまなアプリケーションが用意されています.