本文に対するコメントや用語の簡単な説明を加えたりする場合, 本文中に書き加えるよりは,欄外に書き添えた方が読みやすくなります.LaTeXでは \footnoteコマンドを用いて,文書中の特定の語句に脚注をつけられます. \footnoteコマンドは脚注をページ の下部に小さくまとめて出力し,どのキーワードに対する注釈かを示すための小さな記 号や番号をつけます.次に書式を示します.
次に\footnoteコマンドの記述例と出力例を示します.
\footnoteコマンドは一部の環境やコマンドとともには利用でき ません.このような場合は次に 示す\footnotemark,\footnotetextコマンドのペアを用います.
tabular環境()などで \footnoteコマンドを利用すると,対 応づけのための番号は出力されるものの,脚注そのものが出力されない という問題が生じます.このような場合は\footnoteコマンドの代わり に\footnotemark,\footnotetextコマンドのペアを用います.
2つのコマンドのうち,\footnotemarkコマンドは対応づけのための番号のみを出
力します.このコマンドは脚注をつけるキーワードの直後に記述します.一方
,\footnotetextコマンドは実際に脚注として出力したい文書を記述するための
コマンドで,tabular環境などの\footnoteコマンドが正常に機能しない
環境やコマンド引数の外で用います.対応づけのための番号が正しく一致し
ない場合は\footnotetextコマンドにオプション引数を用いて番号を指定する
必要があります.
tabular環境内で\footnotetextコマンドを用いた
記述方法と
その出力例を図に示します.
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