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cpacer

2.15 画像ファイルの貼り込み

LaTeXではEPS形式の画像ファイルを文書中に貼り込めます. MacintoshやWindows,UNIXで加工した画像や 写真なども,EPS形式に変換することで文書中に貼り込めます. EPSファイルの貼り込みには プリアンブル([*])で epsfパッケージ([*]) を読み込む必要があります. 次に書式を示します.

任意の場所に\epsfileコマンドを記述することで, 実際にEPSファイルを貼り込めます.なお,EPS形式およびEPS形式のファイルについては[*]を参照してください.

2.15.0.1 EPSファイルの指定

貼り込むEPSファイルの名前を`file='に続けて指定します. ファイル名は 相対パス([*])でも, 絶対パス([*])でも指定できます. 相対パスの場合はLaTeX処理をするディレクトリが基準となります.

2.15.0.2 サイズの指定

画像の幅,高さについてそれぞれ大きさを指定できます. それぞれ`height='と`width='に続けて 大きさを指定します. 使用できる単位については[*]を参照してください.

2.15.0.3 縮尺比率の指定

全体,高さ,幅の3つについて縮尺比率を指定できます. それぞれ`scale=',`vscale=', `hscale='に続けて比率を指定します.

次に\epsfileコマンドの例を示します.

\epsfile{file=graph.eps,width=80pt,vscale=0.5}


\epsfileコマンドの引数の要素である heightやfileなどはどのような順序でも ならべられますが, それぞれの要素はカンマで区切る必要があります. また{ }内に空白を入れるとエラーとなるので, 注意してください.