Emacsの画面は大きく分けてウィンドウ,モードライン,エコーエリア,メニューバーとこれらを囲むフレームから構成されている.
通常,Emacsの機能はキーボードを操作して呼び出すが,メニューバーを利用することで,同様の作業をマウスを使って行える.メニューバーの内容はその際利用しているモードによって変化し,モード特有の機能やその他の便利な機能を利用できる.ただし, -nwオプションを付けてEmacsを起動した場合,またモデム経由などでリモートログインし,Emacsを起動した場合は,メニューバーは利用できない.
ファイルを編集する際に編集内容が画面に表示される部分をウィンドウと呼ぶ.
マウスカーソルとは別にEmacs内に存在するカーソルで,ウィンドウ内のどの部分が編集対象になっているかを表す.通常は白黒反転して表示される.
ウィンドウの下の反転表示されている,黒い帯状の部分を``モードライン''と呼び,ウィンドウに表示されている内容に関する情報を表示する.
Emacsの画面の最も下に位置している部分が``エコーエリア''と呼び,Emacsからのメッセージや問い合わせを表示する.また,エコーエリアは``ミニバッファ''とも呼ばれ,コマンドやコマンド引数などのユーザからの入力を受けつける.