現在CNSではtwm,fvwm,fvwm2などのウィンドウマネージャを利用することができる.どのホストにどのウィンドウマネージャがインストールされているかを表4.1に示す.ここでは,利用頻度がもっとも高いと思われるfvwm,fvwm2のカスタマイズについてのみ述べる.
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twmはX Window Systemの標準的なウィンドウマネージャである.CNSではすべてのホストで利用することができる.
fvwmはtwmから派生したウィンドウマネージャであり,twmに3次元的なフレームと仮想デスクトップ機能(図4.2)などのさまざまな機能を追加したものである.fvwmには1.xxと2.xxの2系統のバージョンがあり,1.xxはすでに1.24rという最終バージョンがリリースされている.CNSでは1.xxと2.xxの両方の系統が利用でき,コマンド名は1.xxの方がfvwm,2.xxの方がfvwm2となっている.利用する上ではfvwmとfvwm2にはあまり違いはないが,fvwm2ではfvwmのGoodStuffがFvwmButtonsになるなど名称変更や機能の拡張が行われており,fvwmとfvwm2ではカスタマイズの方法にかなり違いがあるので,ここでは分けて説明する.