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2.7 画像ファイルの貼り込み

ではEPS形式の画像ファイルを文書中に貼り込める.MacintoshやWindows,UNIXワークステーションなどで作成した画像や写真なども,EPS形式に変換すれば文書中に貼り込める.なお,EPS形式およびEPS形式のファイルについては第VII部 1.2を参照すること.次に書式を示す.

\usepackage{epsf}
\epsfile{file=ファイル名}

EPSファイルの貼り込みにはまずプリアンブルepsfパッケージ を読み込む必要がある.任意の場所に\epsfileコマンドを記述することで,実際にEPSファイルを貼り込める.

にEPSファイルを貼り込めても,実際にはCNSのプリンタは印刷できないことがある.特にS-Plus(SFC データベースガイド参照)から出力されるPSファイルがこれにあたる.これは多くの場合の問題ではなく,プリンタと貼り込まれたEPSファイルとの相性が悪いことが原因である.うまくいかない場合はCNSコンサルタント(内線2519)に相談してみるとよい.

2.7.1 \epsfileコマンド

ここでは貼り込むEPSファイルのファイル名やサイズ,縮尺比率の指定について説明する.

EPSファイルの指定

貼り込むEPSファイルの名前を`file='に続けて指定する.ファイル名は相対パスで指定しても,絶対パスで指定してもよい.ただし相対パスの場合は処理をするディレクトリが基準となる.

サイズの指定

画像の幅,高さについてそれぞれ大きさを指定できる.それぞれ`height='と`width='に続けて大きさを指定する.使用できる単位については第VIII部 2.9を参照すること.

縮尺比率の指定

全体,高さ,幅の3つについて縮尺比率を指定できる.それぞれ`scale=',`vscale=',`hscale='に続けて比率を指定する.

\epsfileコマンドの引数の要素である heightfileなどはどのような順序でならべてもよいが,それぞれの要素はカンマで区切る必要がある.また{}内に空白を入れるとエラーとなるので,注意する事.



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