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4.1 シェルの機能

ユーザはコマンドを入力することでコンピュータに命令を与えることができる. シェルはコマンドラインを解釈してコマンドを実行し,実行結果を表示する. シェルはプロンプト(%)を表示してユーザのコマンド入力を待ち,入力 されたコマンドを実行し終えると再びプロンプトを表示する.ユーザがプロン プトに対して入力するコマンド,オプション,引数をまとめて``コマンドライ ン''という.シェルは,コマンドラインを受けつけてコマンドを実行する.図 にコマンド処理の流れを示す.

 

  
図: コマンド処理の流れ

シェルはユーザがコマンドラインを効率的に入力するためのユーザインタフェ イスの役割を果たしている.シェルのユーザインタフェイス機能を表 に示す.


 
表: シェルの機能
 
機能 ページ
ファイル名を効率的に入力できるようにする(置換機能)
コマンド,ファイル名を補完する(補完機能)
コマンドを登録する(エイリアス機能)
複数のコマンドを結合して実行する(リダイレクション,パイプ)
既に使ったコマンドラインを何度も利用できるようにする(ヒストリ機能)
コマンドラインの編集機能
ジョブ管理