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3.9 ディレクトリの作成,消去 -- mkdirrmdirrm -r

自分の作ったファイルで関連のあるもの同士は,分かりやすいように1つにまと めて同じディレクトリに入れておくと便利である.ここでは,ディレクトリを 作ったり,消去する方法について説明する.

3.9.1 新しいディレクトリの作成 -- mkdir

 

新しいディレクトリを作成するには,mkdirコマンドを用いる.

% mkdir [ディレクトリ名]<RET>
mkdirコマンドの後にディレクトリ名を指定すると,その名前のディレ クトリが作成される.ディレクトリ名の部分には相対パスも絶対パスも指定で きる().また,名前を複数指定すること で,複数のディレクトリを同時に作成できる.ただし,すでに同じ名前のディ レクトリやファイルがある場合,その名前のディレクトリは作成できない.

3.9.2 ディレクトリの消去 -- rmdirrm -r

 

不要なディレクトリを消去するには,rmdirコマンドを用いる. ただし, 消去するディレクトリの中に1つでもファイルが残っていると``Directory not empty''とメッセージが表示され,ディレクトリを消去できな い.ディレクトリを消去する前に,そのディレクトリ以下のファイルやディレ クトリをすべて消去しておくこと.また,rmコマンドのオプションに -rを指定することで,ディレクトリ以下にあるファイルやディレクトリ を消去できる.

% rmdir [ディレクトリ名]<RET>
% rm -r [ディレクトリ名]<RET>
% ls -F<RET>
dir1/       
% mkdir dir1 dir2<RET>
mkdir: dir1: File exists
% ls -F<RET>       
dir1/   dir2/
% rmdir dir1<RET>    
rmdir: dir1: Directory not empty
% rm -r dir1<RET>
% ls  <RET>
dir2
% _