next up previous contents index
Next: 3.9 ディレクトリの作成,消去 Up: 3. ファイルとディレクトリ Previous: 3.7 ファイルの内容の表示


   
3.8 ファイルの消去 -- rm

   

必要のなくなったファイルを消去するには,rmコマンドを用いる.

% rm [オプション] [ファイル名]<RET>
rmコマンドでは,引数として消去するファイルの名前を指定する.また, 相対パスや絶対パスもファイル名と同じように引数として用いることができる. 次にオプションの使い方を示す.

オプション

-f
ファイルの保護モードがオーナーの書き込みを禁止していた としても,確認を求めずに強制的にファイルを消去する.また,コマンド実行 時に異常があってもエラーメッセージを表示しない.
-i
rmコマンドを実行する前に,本当にそのファイルを消 去してもよいのか,ユーザに確認を求める.ここで,yもしくはyesと答えない限りファイルは消去されない.
-r
引数にディレクトリを指定するときに使い,指定したディレ クトリとその下にあるファイル,ディレクトリをすべて消去する.

% ls -F<RET>
dir1/      file1       file2  
% rm file1<RET>
% ls -F<RET>
dir1/      file2  
% rm -r dir1<RET>
% ls -F<RET>
file2
% rm -i file2<RET>
rm: remove file2? n<RET>
% ls -F<RET>
file2
% _
消去したファイルやディレクトリは二度ともとの状態には戻らない.ファイル 名やディレクトリ名を確認してからrmコマンドを実行すること.