X Window Systemではウィンドウやメニューなどの形状や動作を,``ウィンドウマネージャ''というプログラムによって管理します. CNS では `Sawfish' というウィンドウマネージャを利用しています. SawfishはJohn Harper氏を中心に開発されたウィンドウマネージャです. ここではウィンドウの基本操作を Sawfishを例として説明します.
ウィンドウは次のような部品を持ちます(図2.5).
ウィンドウを移動するには,タイトルバーをドラッグ ()し,移動する目的の場所でマウスのボタンを離します.
ウィンドウの大きさを変更するには,ウィンドウの端にマウスを持っていき,カーソルが変わったところで ドラッグし,変更したい大きさの場所でマウスのボタンを離します (図2.6).
ウィンドウを最大化するには,タスクバーの最大化ボタンをクリックします. もう一度押すと元に戻ります.
ウィンドウを最小化するには,タスクバーの最小化ボタンをクリックします. 最小化すると,ウィンドウはタスク・リスト ()へしまわれます. タスク・リストの最小化されたウィンドウをクリックすると,元に戻ります.
ウィンドウがタイトルバーのみになることを ``シェード化''といいます. ウィンドウをシェード化するには,タイトルバーのシェード化ボタンをクリックするか,タイトルバーをダブルクリックします. 同じ動作で元に戻ります.
複数のウィンドウが重なって表示されている時に,ウィンドウを前面にするには,そのウィンドウをクリックします.
複数のウィンドウが重なって表示されている時に,ウィンドウを背面にするには,そのウィンドウのタイトルバーを右クリックします.
スクロールバーを動かすには,マウスの左ボタンまたはホイールでスクロールバーを上下にドラッグ ()するか,ウィンドウ上でホイールを回します.