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2.3 電子ニュースを読む

電子ニュースではニュースグループがカテゴリごとにグループ分けされており, ニュースグループ名のドット(`.')が階層を示します.例えば `sfc.official.media-center'というニュースグループの記事を読 むためには,mnewsを起動した後に表示される一覧の中から`sfc'→`sfc.official'→`sfc.office.media-center'の順にカテゴリを選択します. ニュースカテゴリを絞っていく画面を``カテゴリ選択モード'',ニュース記事の一 覧が表示されている画面を``サブジェクト選択モード''といいます.

カテゴリ選択モードとサブジェクト選択モード

2.3.1 ニュースカテゴリ選択モード

通常mnewsを起動するとニュースカテゴリ選択モードとなっており,もっとも上の階 層のニュースグループ一覧が表示されます(図2.3).

mnewsのカテゴリ選択モード

  1. ニュースカテゴリ/グループ選択モード内での移動

    ニュースカテゴリ/グループ選択モードでは,C-pを押すとカーソル が上に移動し,C-nを押すと下に移動します.また,nを 押すことで,未読記事のないグループを飛ばし,それぞれ前や次の未読記 事があるグループに移動できます.

    グループの一覧画面を1画面分先に進めたいときは,C-fを押します. 逆に1画面分前に戻したいときは,C-bを押します.また,グループの 一覧画面の先頭を表示するには < を,最後を表示する には > を押します.mnewsでのカーソル移動のキー操作の一覧を表2.4に示します.


    mnewsでのカーソル移動
    キー操作 意味
    C-n 次のグループに移動
    C-p 前のグループに移動
    n 次の未読記事のあるグループへ移動
    p 前の未読記事のあるグループへ移動
    C-f グループの一覧画面を1画面先に進める
    C-b グループの一覧画面を1画面前に戻す
    > グループの一覧画面の最後へ移動
    < グループの一覧画面の先頭へ移動

  2. ニュースカテゴリの選択 -- (<SPACE>)

    選択するカテゴリにカーソルを移動し,<SPACE>を押すことでそのカテ ゴリを選択できます.次に画面がそのカテゴリの選択モードに切り替わり,1つ 下の階層に移動します.もっとも下の層に行くとサブジェクト選択モードに切り替わります.

  3. 上位階層への移動 -- (q,o,<RET>)

    1つ上の階層に戻るには,qかo,あるいは<RET> を押します.もっとも上の階層(通常は起動時の階層)でqを押すと,mnewsは 終了します. ニュースカテゴリ/グループカテゴリ選択モードで利用するおもなキー 操作を表2.5に示します.キー操作の詳細については,mnewsの ヘルプ画面を参照してください.


    カテゴリ選択モードでのキー操作
    キー 動作内容 キー 動作内容
    k,C-p 前のグループに移動する / グループ名を前方検索する
    j,C-n 次のグループに移動する \ グループ名を後方検索する
    u 購読マークの切り替え,次移動 i,<SPACE> グループを選択する
    U 購読マークの切り替え,前移動 p 前の未読グループに移動する
    n 次の未読グループに移動する g 新着記事がないか再チェックする
    C-u,C-b 前画面のグループに移動する m 新たにメールを出す
    C-d,C-v 次画面のグループに移動する a 新たに記事をポストする
    < 先頭のグループに移動する ? ヘルプを表示する
    > 最後のグループに移動する Q システムを終了する
    o,q グループから抜ける    

2.3.2 サブジェクト選択モード

ニュースカテゴリ/グループ選択モードにおいて,その下に階層を持たないニュースカテゴリを選 択すると,mnewsはサブジェクト選択モードに切り替わります.サブジェクト選択 モードでは画面に記事の一覧が表示され,記事を選択することで内容が表示さ れます(図2.6).

サブジェクト選択モードの記事一覧画面

ニュース記事選択モードでのおもなキー操作を表2.7 に示します.詳しいキー操作については,mnewsのヘルプ画面を参照してください.


サブジェクト選択モードでのキー操作
キーバインド 動作内容 キーバインド 動作内容
k,C-p 前の記事に移動する L,l 既読/キャンセルされた記事の
j,C-n 次の記事に移動する   表示モードを切り替える([*])
i,<SPACE> 記事を参照する m 新たにメールを出す
p 前の未読記事を参照する a 新たに記事をポストする
n 次の未読記事を参照する f 記事にフォローする
C-u,C-b 前画面の記事に移動する F 記事を引用してフォローする
C-d,C-f,C-f 次画面の記事に移動する r 記事に返信する
< 先頭の記事に移動する R 記事を引用して返信する
> 最後の記事に移動する / サブジェクトを前方検索する
s 記事をセーブする \ サブジェクトを後方検索する
C 記事をキャンセルする Q システムを終了する

表示するグループの未読記事が100通を超えている場合には,次のようなメッ セージが表示されます.ここで表示する記事の数を指定します.大きい数を指定 すればするほど,ソートするのに時間がかかります.

ソートする記事数を入力してください: 100_

2.3.3 記事参照画面での操作

ニュース記事選択モードで,読む記事にカーソルを移動し<SPACE>を押すと, その記事を読めます(図2.8).記事を読むことを ``記事を参照する''ということもあります. ニュース記事参照画面では,moreコマンドやlessコマンドに準じた キー操作([*]) ができるようになっており,<SPACE>で次のページを,b で前のページを表示できます.記事参照画面からサブジェクト選択モードに戻る にはqを押します.



mnewsの記事参照画面

記事参照画面において,記事の最後まで参照した後<SPACE>を押すと,次の 未読記事が表示されます.そのニュースグループにそれ以上未読記事がない場合 は,続いて次のグループの未読記事を表示するか確認を求められます.ここで yを押すと次のニュースグループの記事参照画面を表示し, nを押すと記事一覧画面に戻ります.このとき,yの代わ りに<SPACE>,nの代わりに<RET>を 押しても同じ操作が行えます.