Emacs/Emacs入門/Emacsの画面

Emacsの画面は大きく分けてウィンドウ,モードライン,エコーエリア,メニューバーとこれらを囲むフレームから構成されています.



図 1.1:Emacsの画面
図 1.1:Emacsの画面

メニューバー

通常,Emacsの機能はキーボードを操作して呼び出しますが,メニューバーを利用することで,同様の作業をマウスを使って行えます.メニューバーの内容はその際利用しているモードによって変化し,モード特有の機能やその他の便利な機能を利用できます.ただし, -nwオプションを付けてEmacsを起動した場合,またモデム経由などでリモートログインし,Emacsを起動した場合は,キー操作でメニュー項目を選択できます.

ウィンドウ

ファイルを編集する際に編集内容が画面に表示される部分をウィンドウと呼びます.

テキストカーソル

マウスカーソルとは別にEmacs内に存在するカーソルで,ウィンドウ内のどの部分が編集対象になっているかを表します.通常は白黒反転して表示されます.

モードライン

ウィンドウの下の反転表示されている,黒い帯状の部分を``モードライン''と呼び,ウィンドウに表示されている内容に関する情報が表示されます.

エコーエリア

Emacsの画面のもっとも下に位置している部分を``エコーエリア''と呼び,Emacsからのメッセージや問い合わせが表示されます.また,エコーエリアは``ミニバッファ''とも呼ばれ,コマンドやコマンド引数などのユーザからの入力を受け付けます.

エコーエリアに表示されるEmacsからの問い合わせには,メッセージを読んで適切に答えましょう.(y or n)のように尋ねられた場合には, ynを押すだけでよいです.また,(yes or no)のように尋ねられた場合には,yesnoを入力した後,<RET> を押します.