Emacs/Emacs入門/Emacsの起動と終了
1.2.1 Emacsの起動Emacsを起動するには,次のように入力します.
% emacs &<RET>
新しくウィンドウを開かない場合emacsコマンドを`-nw'のオプションをつけて起動すると,コマンドを入力したターミナルウィンドウ内にEmacsが表示されます.
% emacs -nw<RET> この場合,C-zを入力することによってEmacsを中断し,シェルを利用して別の作業を行えます.反対に,シェルから中断したEmacsに戻るにはfgコマンドを使用します. モデム経由でログインしてる場合,リモートログインしてる場合モデム経由でログインしている場合やリモートログインなどをしている場合は, -nwオプションをつけて起動した場合と同様,新たにEmacsのウィンドウは表示されません.また,コマンドの後に`&'をつけても,Emacsをバックグラウンドジョブとしては起動できません.
同じホストで複数のEmacsを起動することは,コンピュータへの負荷を大きくします.複数のファイルを取り扱うような編集でも,1つのEmacsで十分作業を行えます.同じホストで複数のEmacsを立ちあげないようにしてください.
1.2.2 Emacsの終了 -- (C-x C-c)Emacsを終了するには,C-x C-cと入力します.このとき,変更が保存されていないファイルがある場合は,次のように確認を求められます.
Save file /home/t01000tf/[ファイル名]? (y, n, !, ., q, C-r or C-h) _
Modefied buffers exist; exit anyway? (yes or no) _ ここでyesを入力すると,Emacsは終了します.
Emacsは複数の作業を同時に行っています.Emacsを終了するときに`Active processes exist; kill them and exit anyway?'と確認を求められることがあります.このときyesと答えて終了すると,並行して動いているEmacsの作業も強制的に終了してしまいます.このような場合はnoを入力してEmacsの終了をキャンセルし,Emacsが実行中の作業を終了させてから再度Emacsを終了させるようにしてください.
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