Macintoshの操作/Macintoshでのファイル・ディレクトリ操作/Finderの基本操作
この章ではFinderを利用したファイル ・ ディレクトリの操作方法を説明します.UNIX,Windows,MacintoshいずれのOS に関わらずファイル ・ ディレクトリという概念に大きな違いはありません.Macintoshでもファイル ・ ディレクトリはツリー構造をとっています.UNIX ではcdコマンドを利用するところを,Macintoshではクリックしなければならないなどの操作方法の違いがあるだけです.それぞれのOS の操作方法の違いに注意して読んでください. また,UNIXでは``ディレクトリ''と呼ばれているものが,Macintoshでは通常``フォルダ''と呼ばれています.名称は違いますが概念は同じです.以降の説明文の中で``フォルダ''と書かれているところを,そのまま``ディレクトリ''と読んで頂いても意味はまったく同じです.また,一般に``ファイル''と呼ばれているものがMacintoshでは``書類''と呼ばれることがあります.``書類''をそのまま``ファイル''と読んでも意味は同じです.
3.1.1 フォルダの新規作成メニューバーから[ファイル]→ [新規フォルダ N]を選択すると,アクティブなウィンドウの中に``名称未設定フォルダ" という名前のフォルダが作成されます.ここで名前が入力できる状態になっているので,そのフォルダの名前を入力します.最後に <RET> を押すと,フォルダ名が確定します.
3.1.2 書類やフォルダの移動,コピー,消去書類やフォルダの操作を行うには,最初に対象となるアイコンをクリックして選択します.複数のアイコンを選択する場合には, <SHIFT>を押しながら複数のアイコンをクリックするか,複数のアイコンを囲むようにドラッグします. 移動
書類やフォルダを別の場所に移動するには,対象となるアイコンを移動先のフォルダアイコンやウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップします.フォルダアイコンにドロップするときには移動先のフォルダアイコンが反転されていることを,ウィンドウにドロップするときには移動先のウィンドウの内側に紫色の枠が表示されていることを確認してください.
コピー
書類やフォルダをコピーするには次のような方法があります.
消去書類やフォルダを消去するには,対象となるアイコンをゴミ箱アイコンにドラッグ・アンド・ドロップします.もしくは対象となるアイコンを選択し, +<DEL>を押すことで,それらをゴミ箱に移動できます.ゴミ箱に書類やフォルダを移動すると,ゴミ箱のアイコンが変化します.ゴミ箱は何も入っていない状態と,そうでない状態でアイコンが変化します.
ゴミ箱に移動しただけではディスク上から書類やフォルダは消去されません.ゴミ箱アイコンをダブルクリックすると,ゴミ箱に入っている書類やフォルダが表示されるので,これらの書類やフォルダを再びゴミ箱の外に戻せます. ゴミ箱の中身を実際にディスク上から消去するためには,メニューバーから[特別]→[ゴミ箱を空に...]を選択します.[ゴミ箱を空に...]を選択すると,ゴミ箱の中にあった書類やフォルダが消去され,ゴミ箱アイコンが再び空の状態になります. 3.1.3 書類やフォルダの名称変更作成した書類やフォルダの名前を変更するには,アイコンを選択しリターンキーを押す,もしくは対象となるアイコンの名前が表示されている部分をクリックします.名前の部分が反転して文字を入力できるようになりますので,文字を入力して名前を変更します(図3.6). 3.1.4 書類やフォルダのエイリアスの作成エイリアスはUNIXにおけるシンボリックリンクに相当します. 書類やフォルダのエイリアスを作成するには,対象となるアイコンをクリックして選択し, メニューバーから[ファイル]→[エイリアスを作る M]を選択します.エイリアスの名前は斜体で表示され,末尾には自動的に`のエイリアス'がつけらますが,名前は自由に変更できます(図3.7).
3.1.5 書類やフォルダの検索
書類やフォルダの場所を検索するには,メニューバーから[ファイル]→[検索... F]を選択します.`Sherlock 2'ウィンドウが表示されるので,検索条件を入力します(図3.8).
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