next up previous contents
Next: 3.3 文字コードの設定 Up: 3. Emacsの便利な機能 Previous: 3.1 文字列の検索



3.2 文字列の置換 -- (M-%)

検索する文字列と置換する文字列を指定して,カーソルの位置以降の文字列を置換できる.

例として,`centre'を`center'に置換する操作を説明する.まずM-%を入力するとエコーエリアに次のメッセージが表示され,カーソルがエコーエリアに移動する.

Query replace: centre_
ここで`centre'と入力し,<RET> を押す.するとエコーエリアに次のように表示される.

Query replace centre with: center  (? for help)
ここでは`center'と入力し,<RET> を押す.すると,カーソル位置以降でcentreという文字列が検索され,カーソルが移動する.そこで<SPACE>またはyを押すとcentrecenterに置換され,<BS>またはnを押すと置換せずに次へ進む.centreという文字列がなくなった時点で置換は終了する.1つ1つ確認せずにバッファの最後まですべて置換する場合は!を入力する.


日本語文字列の置換

日本語文字列を置換する場合は英語の置換の際と同様にM-%を入力し,カーソルがエコーエリアに移動したところで C-\(C-)を入力すれば,エコーエリアが次のように変わり,たまごを利用した日本語の入力ができるようになる.文字列を入力した後<RET> を押すと,入力した文字列の検索がはじまり英語と同様に置換を行える.ただし,日本語の単語の場合,改行で区切られていると置換の対象にならないので注意すること.
[あ]Query replace: けいおう_
3.2に文字列置換に関するキー操作を示す.



表 3.2: 文字列の置換
キー操作 意味
M-% 文字列の置換
<SPACE> y 置換の実行
<BS> n 置換の非実行
! バッファの終わりまですべて置換




next up previous contents
Next: 3.3 文字コードの設定 Up: 3. Emacsの便利な機能 Previous: 3.1 文字列の検索