C-sによってカーソル以降(ウィンドウの下方向)の文字列を検索できる. C-sと入力すると,エコーエリアに次のように表示されるので,検索する文字列を入力して<RET> を押す.
I-search: _
I-search backward: _
rabbit turtle owl dog cat parrot monkey duck horse pony rubber-duck squirrel [-]-J:- animal.txt (Text)--All------ I-search: d
rabbit turtle owl dog cat parrot Monkey duck_ horse pony rubber-duck squirrel [-]-J:- animal.txt (Text)-All------ I-search: duck
rabbit turtle owl dog cat parrot monkey duck horse pony rubber-duck_ squirrel [-]J.:- animal.txt (Fundamental)-All------ I-search: duck
文字列が見つかったら<ESC>を押して検索を終了する.検索を中止する場合はC-gを入力すればよいがその場合,カーソルは検索開始の場所に戻る.
また,サイズの大きいファイルなどに対してC-sを実行すると,1文字入力するたびに,入力した文字列を テキスト全体から再検索するため,検索に時間がかかってしまう.このような場合は,C-sを入力した後で <RET> を押すと,エコーエリアの`I-search: 'が `Search: 'に変化する.検索する文字列を入力し <RET> を押すと検索する文字列を指定してから検索を行える.後方検索 C-rの場合も同様である.
C-sを入力して`I-search :'という表示がエコーエリアに表示されているときに,もう1度C-sを入力することによって,前回検索した文字列を前方へ再検索できる.同様にC-r C-rと入力することによって前回検索した文字列を後方へ再検索できる.
日本語を検索する場合は,C-sの後に C-\(C-)を入力すると,次のようにエコーエリアの先頭に`[あ]'と表示され,たまごを利用して日本語入力を行える.<RET> を押すと,入力した文字列の検索がはじまる.C-rでも同様に日本語文字列を検索できる.
[あ] I-search :
表3.1に文字列検索に関するキー操作を示す.
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