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1.9 ディレクトリの作成,消去 -- mkdirrmdirrm -r

関連のあるものファイル同士は,1つにまとめて同じディレクトリに入れておくと便利である.ここでは,ディレクトリを作成,消去する方法について説明する.


1.9.1 新しいディレクトリの作成 -- mkdir

新しいディレクトリを作成するには,mkdirコマンドを実行する.

% mkdir [ディレクトリ名]<RET>

mkdirコマンドの後にディレクトリ名を指定すると,その名前のディレクトリが作成される.ディレクトリ名の部分には相対パスも絶対パスも指定できる.また,名前を複数指定することで,複数のディレクトリを同時に作成できる.ただし,すでに同じ名前のディレクトリやファイルがある場合,その名前のディレクトリは作成できない.


1.9.2 ディレクトリの消去 -- rmdirrm -r

不要なディレクトリを消去するには,rmdirコマンドを実行する. ただし,消去するディレクトリの中に1つでもファイルが残っていると`ディレクトリが空ではありません。'とメッセージが表示され,ディレクトリを消去できない.ディレクトリを消去する前に,そのディレクトリ以下のファイルやディレクトリをすべて消去しておくこと.また,rmコマンドのオプションに-rを指定することで,ディレクトリ以下にあるファイルやディレクトリを消去できる.

% rmdir [ディレクトリ名]<RET>
% rm -r [ディレクトリ名]<RET>

% ls -F<RET>
dir1/       
% mkdir dir1 dir2<RET>
mkdir: dir1: File exists
% ls -F<RET>       
dir1/   dir2/
% rmdir dir1<RET>    
rmdir: ディレクトリ "dir1": ディレクトリが空ではありません。
% rm -r dir1<RET>
% ls  <RET>
dir2
% _



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