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1.8 ファイルの消去 -- rm

必要のないファイルを消去するには,rmコマンドを実行する.

% rm [オプション] [ファイル名]<RET>

rmコマンドでは,引数として消去するファイルの名前を指定する.次にオプションを示す.

オプション

-f
ファイルの保護モードがオーナーの書き込みを禁止していたとしても,確認を求めずに強制的にファイルを消去する.また,コマンド実行時に異常があってもエラーメッセージを表示しない.
-i
本当にそのファイルを消去してもよいのか,ユーザに確認を求める.ここで,y もしくはyesと答えない限りファイルは消去されない.
-r
引数にディレクトリを指定するときに使い,指定したディレクトリとその下にあるファイル,ディレクトリをすべて消去する.

% ls -F<RET>
dir1/      file1       file2  
% rm file1<RET>
% ls -F<RET>
dir1/      file2  
% rm -r dir1<RET>
% ls -F<RET>
file2
% rm -i file2<RET>
rm: file2 を消去しますか(yes/no)? n<RET>
% ls -F<RET>
file2
% _
消去したファイルやディレクトリは二度ともとの状態には戻らない.ファイル名やディレクトリ名を確認してからrmコマンドを実行すること.



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