ここでは,CNSのMacintoshで利用できるアプリケーションを紹介する.目的,用途に応じて,これらのアプリケーションを使いわけること.
なお,各アプリケーションごとに,アイコンと利用できる場所を示している.利用できる場所は図5.1に表すアイコンで示す.
レイアウト情報を含まないテキストを入力するためのエディタである.操作方法は,UNIXのEmacsとほぼ同じである.また,文字コードの変換を[Option]メニューから選択でき,UNIXで作成した文章をMacintoshで表示するのに便利である.
Microsoft社のワープロソフトであり,ExcelやPhotoshop など他のアプリケーションで作成した図表やグラフなどをレポートの中に取り込める.
ワードプロセッサ,ペイント系グラフィックス,ドロー系グラフィックス,表計算,データベース,通信の機能を一括した統合アプリケーションである.
DTP (DeskTop Publishing)アプリケーションである.DTPアプリケーションとは,高品質な版組みをコンピュータ上で実現するソフトウェアのことである.多量のテキストやグラフィックスを扱うのに適し,レイアウトを自由自在に変えられる.
表計算ソフトを利用すれば,数値データからグラフを作成したりさまざまな分析を行える.
Microsoft社の表計算ソフトであり,グラフの作成や各種統計解析なども行える.
プレゼンテーションソフトを利用すれば,プレゼンテーション資料(スライド)の作成や,プロジェクタを利用したスライド形式のプレゼンテーションを行える.
Microsoft社のプレゼンテーションソフトであり,アニメーションや効果音などを付加したプレゼンテーション資料や配布資料を作成できる.
さまざまな画像処理を行えるペイント系グラフィックスアプリケーションである.特に画像の補正などを得意とする.多くの画像ファイル形式に対応しているので,ファイル形式を変換する場合などにも使える.スキャナの設置されているMacintoshでは,このアプリケーションを使って,イメージスキャナから印刷物や写真などを画像書類としてコンピュータに取り込める.
文字や図形などの描画に適した,ドロー系グラフィックスアプリケーションである.文字主体のポスターを作成する場合などは,このアプリケーションを使うとよい.作成した書類はEPS形式で保存できるので,CNSのプリンタから印刷できる.
3次元画像を作成するためのアプリケーションである.3次元画像の作成は,モデリングによって物体の構成を作成し,レンダリングによって実際の画像を生成する.また,画像を何枚もレンダリングしてアニメーションムービーを作成したり,インターネットで3次元画像を表示するための規格であるVRML形式(Virtual Reality Modeling Language)でも保存できる.
デジタルビデオ編集を行うためのアプリケーションである.多彩なエフェクトを利用して編集を行える.ただし,メモリやハードディスクの都合上,扱える動画ファイルの大きさには制限がある.
シンセサイザを演奏させるための情報(MIDIデータ)を作成するアプリケーションである.MIDIデータを作成するためには,音程や音の強さなどの情報をアプリケーションに入力する以外にも,キーボードなどの電子楽器からも入力できる.
プログラミングにより作曲を行うアプリケーションである.MIDIデータを出力できるので,シンセサイザを利用して演奏できる.
ファイルやフォルダ,Web上の情報検索を行うアプリケーションである.Web上の複数のサーチエンジンを利用し,Webページの検索を行える.