ここでは,CNSのMacintoshで利用できるアプリケーションを紹介する.目的,用途に応じて,これらのアプリケーションを使い分けること.
なお,各アプリケーションごとに,アイコンと利用できる場所を示している.利用できる場所は図5.1に表すようなアイコンで示す.
レイアウト情報を含まないテキストを入力するためのエディタである.操作方法は,UNIXのMuleとほぼ同じである.また,文字コード変換を[Option]メニューから選択でき,UNIXで作成した文章をMacintoshで表示するのに便利である.
ワードプロセッサ,ペイント系グラフィックス,ドロー系グラフィックス,表計算,データベース,通信の機能を一括した統合アプリケーションである.
DTP (DeskTop Publishing)アプリケーションである.DTPアプリケーションとは,高品質な版組みをコンピュータ上で実現するソフトウェアのことである.多量のテキストやグラフィックスを扱うのに適し,レイアウトを自由自在に変えられる.
さまざまな画像処理を行えるペイント系グラフィックスアプリケーションである.特に画像の補正などを得意とする.多くの画像ファイル形式に対応しているので,ファイル形式を変換する場合などにも使える.スキャナの設置されているMacintoshでは,このアプリケーションを使って,イメージスキャナから印刷物や写真などを画像書類としてコンピュータに取り込める.
Adobe Illustrator 7.0J
文字や図形などの描画に適した,ドロー系グラフィックスアプリケーションである.文字主体のポスターを作成する場合などは,このアプリケーションを使うとよい.作成した書類はEPS形式で保存できるので,CNSのプリンタから印刷できる.
Strata Studio Pro 2.1J Strata Vision 3d 4.0J
3次元画像を作成するためのアプリケーションである.3次元画像の作成は,モデリングによって物体の構成を作成し,レンダリングによって実際の画像を生成する.また,画像を何枚もレンダリングしてアニメーションムービーを作成したり,インターネットで3次元画像を表示するための規格であるVRML形式(Virtual Reality Modeling Language)でも保存できる.
画像,音声,ムービー,ボタンなどを組み合わせて,ゲームやプレゼンテーションなどのマルチメディアタイトルを作成できるマルチメディアオーサリングツールである.また,Afterburnerというツールを使うと,作成したタイトルをShockwave形式に変換でき,WWWで公開できる.
デジタルビデオ編集を行うためのアプリケーションである.多彩なエフェクトを利用して編集を行える.ただし,メモリやハードディスクの都合上,扱える動画ファイルの大きさには制限がある.
音声データを作成,編集するアプリケーションである.マイクなどの外部音声入力装置から音声を取り込み,ファイルとして保存できる.また,取り込んだ音声を加工したり,さまざまなエフェクトをかけられる.
シンセサイザを演奏させるための情報(MIDIデータ)を作成するアプリケーションである.MIDIデータを作成するためには,音程や音の強さなどの情報をアプリケーションに入力する以外にも,キーボード等の電子楽器からも入力できる.
プログラミングにより作曲を行うアプリケーションである.MIDIデータを出力できるので,シンセサイザを利用して演奏できる.