next up previous contents index
Next: 7.4 その他のプログラミング言語 Up: 7. プログラミング言語 Previous: 7.2 C


      
7.3 Java

Javaは,Sun Microsystems社によって1995年に発表された新しい言語である. コンパイラとインタプリタを併用し,両者の利点を活かすように設計されている. オブジェクト指向を導入し,次のような特徴を持つ.

また,WWWのページに組み込んでブラウザ上で実行できる, アプレットと呼ばれる特殊なアプリケーションも作成できる.

Javaによるプログラミング

コンパイラなどのJavaを用いたプログラミングのための環境は, zz???,z???,ccz??,およびcca00で利用できる.

1.
ソースコードの作成
ここでは``Hello World.''という文字を出力するプログラムを例として示す. Muleなどのエディタを利用して, HelloWorld.javaという名前の次のようなファイルを作成する. Javaのソースファイルは,拡張子を.javaにする.


public class HelloWorld
{  public static void main(String[] args)
   {  System.out.println("Hello World.");
   }
}

1.
コンパイル
  Javaのプログラムをコンパイルする場合には,javacコマンドを用いる.   コンパイルが正常に終了すれば,HelloWorld.classが作られる. このようにJavaコンパイラで作成され, .classでファイル名の終わるファイルをクラスファイルと呼ぶ.


% ls<RET>
HelloWorld.java
% javac HelloWorld.java<RET>
% ls 
HelloWorld.class     HelloWorld.java
% _

1.
実行
作成したプログラムを実行するには,javaコマンドを用いる.   javaコマンドには, 引数としてjavacコマンドによって作ったクラスファイル名を指定する. ただし.classの拡張子部分は入力しない. この例であれば,`HelloWorld.class'ではなく,`HelloWorld'となる.

% java HelloWorld<RET>
Hello World.
% _