ネットワーク経由でコンピュータを遠隔利用する際には,十分な注意が必要である. 例えばリモートホストに非常に大きな負荷をかける作業などを行うと, 自分だけでなく他のユーザやネットワーク全体の迷惑となることがある.
rloginコマンドを.loginファイル(→) に書いてリモートログインすると, リモートログイン直後に.loginファイルを参照した時点で rloginコマンドが繰り返し実行され,止まらなくなってしまう.
X Window Systemアプリケーションは,rloginした後に設定を行わない
と起動できない.詳しくは→を参照すること..cshrcファイルや.loginファイルはログイン(リモートログインも含む)
する度に読み込まれるファイルなので,この中にmule &
,xclock
&
,xbiff &
などのコマンドを記述すると,それらのコ
マンドがウィンドウを開くことができず,リモートホストの負荷を上昇させて
しまう.
なお,.cshrc,.loginファイルの詳しい説明 やカスタマイズの方法,注意点については →を参照すること.
自分のホームディレクトリの下に .rhostsファイルを作り, その中にアクセスを許可するホスト名と そのホストでのログイン名を書き込んでおくことによって, そのホストに対してはパスワードの入力を行うことなくリモートログイン できるようになる..rhostsファイルの例を次に示す.
#.rhostsファイルの記述例その1 cs1 t98000tf ccz01 t98000tf
#.rhostsファイルの記述例その2 +@cns t98000tf
+
のみを書き込んでホスト名を指定しないのは大変
危険である.CNS外のネットワークに自分と同じログイン名のユーザがいたとき,
彼らすべてにリモートログインのアクセスを認めてしまうことになるからである.