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5.3 メッセージの表示 -- write
writeコマンドは,
自分と同じホストにログインしている他のユーザの画面に
メッセージを表示するコマンドである.
メッセージを送りたいユーザが
自分と違うホストにログインしている場合は,
その相手がログインしているホストにリモートログイン
(→)してから,writeコマンドを実行しなければならない.
writeコマンドを利用するには,
コマンド名に続けてメッセージを送る相手のログイン名を入力する.
ここで,プロンプトが表示されなくなるので,メッセージを入力する.
writeコマンドでは英数字以外を用いることはできない.
メッセージを入力し<RET>を押す度に,相手のユーザのウィンドウに
表示される.
C-dを押すとwriteコマンドが終了し,プロンプトが表示される.
writeは後述するtalkやphoneなどとは異なり,相手に
一方的にメッセージを送ることしかできない.
ただし,fingerコマンドの結果でTTYの欄に``*''がついている場合,
その端末へのwriteコマンドは実行できない.
% write s98000hf<RET>
onaka suita.<RET>
nanika tabeni ikanai?<RET>
<C-d>
% _
ユーザがwriteを受けるとビープ音が鳴り,
画面にメッセージが表示される.
Message from t98000tf on ccz00 (pts/15) [ Wed Dec 31 19:58:19 ] ...
onaka suita.
nanika tabeni ikanai?
EOF
writeのために画面の表示が乱れてしまうことがあるが,
その場合は,C-lを押すことによって画面の再表示が行われ,もとの状態に戻る.
これはシェルにmule -nwで
Muleを起動している場合(→)も同様である.
writeコマンドで画面上に書かれたメッセージは,
1度消してしまうと再表示できない.