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4.11 作成したファイルにアクセスできない

* 作成したファイルにアクセスできない(1)

記号の含まれたファイル名をつけた場合, lsコマンドでファイルの存在は確認できても, catコマンドやrmコマンドを使って ファイル操作を行うことができない. 例えばfile,1のようにファイル名に記号が入ってしまった場合, 次のようにダブルクォーテーションでファイル名を囲うことで指定できる.

% cat "file,1"<RET>
また,``-file2''のように-記号が入ってしまった場合には コマンドのオプションと認知されてしまう. この場合はオプションに- (マイナス)をつければよい.

% mv -file2 file2<RET>
usage: mv [-if] f1 f2 or mv [-if] f1 ... fn d1 
% mv - -file2 file2<RET>
% _

   
* 作成したファイルにアクセスできない(2)

CNSのUNIX環境ではファイル名が日本語のファイルを操作できない. Muleで編集したファイルを保存するとき, またWindowsからファイルを転送する際は, 半角英数字でファイルに名前をつけること.

どうしても消去できない場合は,ls -iを実行し, ファイルがどこに記憶されているのかの一覧を出す. その番号を利用し次のように入力することでファイルを消去できる.

% find . -inum [番号] -exec rm } {<RET>
 

% ls -i<RET>
562240 chinese.txt              562050 search.txt
186231 di'red,?txt              561999 story.txt
186232 file1                    186233 test.tex
562055 file2
% find . -inum 186231 -exec rm ++ }{<RET>
% _