logo
 
cpacer

2.4 Windows の基本構成

Windows NTにログオンしたりWindows 2000を起動すると,図2.4の ようにデスクトップ,アイコン,ウィンドウなどが表示されます. ここではWindows で頻繁に使われる用語について説明します.


図 2.4: Windows画面


2.4.1 デスクトップ

画面の背景の部分を``デスクトップ''といいます.デスクトップには, さまざまなアイコンやウィンドウが表示されています.

2.4.2 アイコン

``アイコン''は,アプリケーションやフォルダ,ファイルなどを視覚的に表したもの です.アイコンをダブルクリックすると,アプリケーションが起動したり,フォ ルダやファイルの内容が表示されます.次におもなアイコンとその名称を 説明します.

ファイルアイコン

アプリケーションで作成したファイルを表します.

フォルダアイコン

UNIX のディレクトリ([*])に相当する フォルダを表します.

マイコンピュータアイコン

Windows に関するさまざまな設定を行うフォルダアイコンやドライブアイコン が保存されています.

ドライブアイコン

マイコンピュータアイコンの中に格納されており, フロッピーディスクやハードディスク,CD-ROMなど, ファイルを保存するドライブ装置を表します. Windows では各ドライブにアルファベット1文字が割り当てられ, これを``ドライブレター''といいます.CNS のWindows 環境のコンピュータの場合, フロッピーディスクドライブには`A',ハードディスクドライブに は`C',CD-ROMドライブには`D'もしくは`S', DVD-RAM ([*])ドライブには`T', ホームディレクトリ([*])には`Z', メディアサーバ([*])には`Y'が 割り当てられています.

Windows の場合,フォルダの区切りにはUNIX での`/'とは異な り`\'を利用します.Windows でのファイル指定方法を, ユーザが`t02000tf'の場合の`report'フォルダの`kadai.tex'ファイルを例にとって, 表2.1に示します.



表 2.1: UNIXとWindowsのファイル指定方法
    パス
UNIX ハードディスク ドライブ /home/t02000tf/report/kadai.tex
Windows フロッピーディスク ドライブ A:\report\kadai.tex
  ハードディスク ドライブ C:\report\kadai.tex
  CD-ROM ドライブ D:\report\kadai.tex
  DVD ドライブ T:\report\kadai.tex
  メディアサーバ Y:\report\kadai.tex
  Z ドライブ Z:\report\kadai.tex


ショートカットアイコン

UNIX のシンボリックリンク([*])に相当する ``ショートカット''を表します.このアイコンをダブルクリックすると, リンク先のアイコンをダブルクリックするのと同じ効果が得られます.

ごみ箱アイコン

削除する ファイルやフォルダが一時的に格納される特別なフォルダを表します. ファイルやフォルダの削除方法は[*] を参照してください.

2.4.3 ウィンドウ

``ウィンドウ''は,ファイルやフォルダの内容を表示する四角形の領域です(図2.5).ウィンドウの一部をクリックして選択すると,画面の一番手前 に表示され,操作できます.


ウィンドウ各部の名称


次にウィンドウ各部の名称を説明します.

2.4.4 タスクバー


``タスクバー'' (図2.6)は,スタートボタン,最小化されたウィ ンドウ,タスクトレイにより構成されます.

図 2.6: タスクバー


次にタスクバー各部の名称をあげて説明します.

スタートボタン

クリックすると,アプリケーションの起動やWindows の終了,Windows の設定, ファイルの検索など,Windows に関する基本的な操作を選択できる``スタートメニュー'' (図2.7)が表示されます.

図 2.7: スタートメニュー


最小化されたウィンドウ

最小化ボタン ([*])を押したウィンドウは,最小化されて タスクバーに格納されます.クリックするとウィンドウがもとの大きさに戻ります.



タスクトレイ

``タスクトレイ''には,時計やWindows 起動時に実行されるプログラムのアイコン が表示されます.