``USBストレージ''はコンピュータのUSBコネクタにつなげる記憶メディアの総称 です.Windows XPはUSBストレージをUSBコネクタにつなげるだけでドライブとして 認識するため,難しい操作は必要ありません.USBストレージの種類には,``USB メモリ'' や``USBハードディスク''などがあります.また,デジタルカメラにも USBストレージとして動作するものがあります.CNS のWindows では,個人のUSBスト レージを使用できます.
USBメモリはメモリチップが内蔵された小型のUSBストレージです.10MBytesから 1GByte程度の記憶容量があります.簡単に持ち運べるので,友人同士のファイル のやりとりなどに使用します.
USBハードディスクはUSBインターフェイスを用いるハードディスクです.数 十GBytesから,大きいものでは1TByteを越える記憶容量を持っているため, ビデオ編集データなどの大きなファイルを持ち運んだり保存したりするのに適し ています.
次にUSBストレージの使用方法としてUSBメモリを用いますが,他のUSBストレー ジでも操作は変わりません.
USBストレージは通常は購入時にはフォーマットされており,すぐに使える状態 になっています.図3.5のようにコンピュータにあるUSBコネクタ にUSBストレージを挿し込むと,図3.6のように空いているドラ イブレター()が割り当てられ,`リムーバブルディスク'と してマイコンピュータから使用できます.USBコネクタは,Compaq EVO D500SF (zux???)とDELL PRECISION 360 (ixp???)はコンピュータ前面, IBM IntelliStation (ispc???)はコンピュータ背面にあります.
USBストレージを取り出すには,Windows に取り外しを伝える必要があります.図3.7のように,タスクバーの`ハードウェアの安全な取り外し'アイ コンを右クリックし,USBストレージのドライブを選択してください.安全に取 り外せるというメッセージが表示されたらUSBストレージを取り外すことができ ます.
USBストレージにあるファイルを使用していたり,フォルダを開いている状態で は取り外しはできません.それらを閉じてから`ハードウェアの安全な取り外し' アイコンを操作してください.どうしても安全に取り外せるというメッセージが 表示されない場合は,USBストレージにあるファイルを何らかのプログラムが使 用しています.その場合は1度Windows をログオフしてください.
USBストレージでのファイル操作は,Windows の基本的な操作() と同じです.
なお,USBストレージ内にあるファイルやフォルダを削除すると,ごみ箱フォルダには 移動されず,完全に削除されるので注意してください.