wを押すと,Draftバッファが開きメッセージを作成するモードになります.
From: Taro Fujisawa <t03000tf@sfc.keio.ac.jp> To: _ Subject: User-Agent: Wanderlust/2.8.1 (Something) Emacs/21.1 Mule/5.0 (SAKAKI) Organization: Keio University --text follows this line--
WanderlustではDraftバッファを開いた状態では メッセージヘッダが電子メールの作成をする状態になっています. ニュース記事を投稿する場合には,To:フィールドを削除して,Newsgroups:フィールドと Distribution:フィールド を手作業で入力します. 次にニュースグループ sfc.community.test に投稿する例を示します.
From: Taro Fujisawa <t03000tf@sfc.keio.ac.jp> Newsgroups: sfc.community.test_ Distribution: sfc Subject: User-Agent: Wanderlust/2.8.1 (Something) Emacs/21.1 Mule/5.0 (SAKAKI) Organization: Keio University --text follows this line--
メッセージヘッダを修正した後は,Wanderlustを使って電子メールを書く場合とまったく同じ手順で ニュース記事を投稿できます.
同じ内容の記事を複数のニュースグループに投稿する場合,各々のニュースグループにそれぞれ記事を投稿するのではなく,1つの記事を複数のニュースグループにまとめて投稿できます. これを``クロスポスト''といいます.
Wanderlustでクロスポストを利用するには,ニュース記事を投稿する際にニュースグループを `,' で区切って指定します. 例えば `sfc.hobby.books' と `sfc.hobby.anime' の2つのグループに投稿するには メッセージヘッダに次のように入力します.
From: Taro Fujisawa <t03000tf@sfc.keio.ac.jp> Newsgroups: sfc.hobby.books,sfc.hobby.anime_ Distribution: sfc Subject: User-Agent: Wanderlust/2.8.1 (Something) Emacs/21.1 Mule/5.0 (SAKAKI) Organization: Keio University --text follows this line--
ある記事に対してフォローアップするには,Summaryモードでフォローアップしたい記事にカーソルを移動し,aか Aを押します. aを押した場合は,フォローするもとの記事の引用はされず,Aを押すともとの記事を引用してフォローできます (図20.1). 記事の題名(`Subject')には,もとの記事へのフォローを意味する `Re:' が自動的につくので,Folderモードでも,参照もとの記事へのフォローアップの記事だとわかります. aか Aを押すとDraftバッファが起動し,記事編集の画面に切り替わります. このとき,To:ヘッダと Newsgroups:ヘッダ の両方が用意されます. 両方とも残しておくと電子メールとニュースの両方で送信されます. その後は新たなニュース記事を 編集,投稿 するときと同様なので を参照してください. また,フォローするもとの記事の引用は必要な部分だけにしてください. ニュースグループによっては 引用の量を制限しているところもあります. 特にキャンパス外のグループに投稿する場合は注意してください.
何らかの手違いで誤って投稿してしまったり,投稿した後で内容の誤りに気づいた場合などは,投稿した記事を取り消せます. これを``記事をキャンセルする''といいます. 記事をキャンセルするには,Summaryモードでキャンセルする記事にカーソルを合わせて C を押します. すると,本当にキャンセルするか確認を求められます.
Do you really want to cancel this article? (yes or no) _
yesと入力するとその記事はキャンセルされます.
ニュース記事に対してニュースで応じるのではなく,記事の投稿者に個別にメールで返答することがあります. そのようなときには,メールの返信 () と同じ手順を行ってください. ただし,この場合ヘッダに Newsgroups:ヘッダが付加されてしまうので,手作業で Newsgroups:ヘッダを削除してください.