Wanderlustで消去やリファイル()などのメッセージの整理を行うためには,Summaryモードで目的に応じたマークをそれぞれのメッセージにつけます. これを``マーキング''といいます. マーキングを行った後,実行 (eXecute)を意味するxを入力することで メッセージを処理します.
不必要なメッセージをごみ箱へ移すには,Summaryモードでごみ箱へ移したいメッセージ番号にカーソルを移動して dを押します. 次のようにメッセージ番号と日付の間に,消去(Delete)を意味する `D'マークがつき,xを押すとメッセージが ごみ箱へ移されます.
ごみ箱に移したメッセージは,一時的に`~/Mail/trash'フォルダに移動されます.
メッセージを`trash'フォルダから 完全に削除したい場合,Folderモードで Eを押します. 例えばtrashフォルダに3通のメッセージがある場合,次のようにエコーエリアに表示されます.
yを押すとtrashフォルダ内のメッセージが 完全に削除されます. この作業を行ったメッセージは 復旧できないので,注意して実行してください.
``リファイル'' (refile)とは,メッセージをフォルダに分けることです. メッセージをリファイルするには,Summaryモードでリファイルするメッセージ番号にカーソルを移動し,oを押します. エコーエリアに次のような リファイル先のフォルダ名入力を求めるメッセージ表示されます.
リファイル先のフォルダ名を 入力して,<ENTER>を押します. 入力したフォルダ名が新しい場合,リファイル先フォルダを 作成するかどうかを尋ねられます. 次に`circle'というフォルダを指定した 場合の例を示します.
yを入力すると,`~/Mail'以下に `circle'というフォルダが作成され,メッセージがそこにリファイルされます.
リファイル先の名前を入力する際に,`From:'などの値からリファイル先を Wanderlustが推測して表示した場合,(+circle)のように表示されます. かっこ内のフォルダでよい時は<ENTER>を押します.
リファイルするフォルダを指定すると,次のようにカーソルのあるメッセージの番号の後に `o'マークがつき,xを押すとリファイルできます.
Wanderlustではマーキングを行っても,xを押して処理を実行しない限り,処理は実行されません. マークを削除するには,メッセージ番号に カーソルを移動してuを押します. フォルダ内のメッセージについているマークを すべて削除したい場合はUを押し,削除するマークを指定します.
Dマークがついている メッセージが複数あり,そのすべてのDマークを 外す例を次に示します. Summaryモードに移動します.
Uを押すと エコーエリアに`Unmark :'と表示され,削除したいマークの入力を求められます.
削除したいマークを入力し,<ENTER>を押すと,フォルダ内のマークがすべて削除されます.
Summaryモードで表示しているメッセージを印刷できます. #を押すとエコーエリアに `Printer name: 'と表示されます. nps13などのプリンタ名を指定すると,そのプリンタから選択したメッセージが 印刷されます.