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2.4 Emacsの画面

Emacsの画面は次のような構成になっています(図[*]).


図: Emacsの画面


2.4.1 テキストカーソル

テキストカーソルはその位置に文字を入力できることを表します. カーソルの位置に文字がある場合,白黒反転して表示されます. テキストカーソルの移動は, C-p (Previous:上),C-n (Next:下), C-b (Backward:左),C-f (Forward:右) または矢印キー(↑ ↓ ← →)で行います. 行頭へ移動するにはC-a,行末へ移動するにはC-e を入力します(表[*]).

カーソルの移動は単語,文節,文単位でも行えます.英文では単語ごとに,日本語では文節ごとに移動します. 単語・文節単位で左に移動するにはM-bを 入力します.右に移動するには,M-fを入力します. 段落単位での移動で先頭に移動する場合は,M-aを入力します. 末尾に移動する場合は,M-eを入力します(表[*]).

基本的なカーソルの移動
キー操作 意味
C-p カーソルを上に移動
C-n カーソルを下に移動
C-b カーソルを左に移動
C-f カーソルを右に移動
C-a カーソルを行の先頭に移動
C-e カーソルを行の末尾に移動
単語,文節,文単位でのカーソルの移動
キー操作 意味
M-b カーソルを左の単語(文節)に移動
M-f カーソルを右の単語(文節)に移動
M-a カーソルを段落の先頭に移動
M-e カーソルを段落の末尾に移動

2.4.2 モードライン

現在の状態が表示されている場所です. 例えば,[-]はアルファベット入力,[あ]は日本語入力で あること,-は保存済み,**は変更未保存である ことを示しています. また,ファイル名,編集モード([*])に関する 情報も表示されます.

2.4.3 エコーエリア

<CTRL>や<META>を用いてEmacsに命令をする際に,利用する場所です. 操作に対する反応が表示されたり, 必要な場合はテキストカーソルが自動的にエコーエリアに移動して, 入力できるようになります. エコーエリアは``ミニバッファ''ともいいます.