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cpacer

2.2 リモートログイン

2.2.1 UNIX環境でのリモートログイン

UNIX 環境でリモートログインを 行うには sshコマンドを使います.

2.2.1.1 sshコマンド

サーバへリモートログインをするとき,ユーザ認証のためにパスワードを 入力します. インターネットを通じたリモートログインの場合, 入力したパスワードが暗号化されずに ネットワークを通じてやりとりされ, パスワードが第三者に傍受される可能性があるので非常に危険です. sshコマンドを利用すると, データを暗号化してリモートホストにログインできます. SSHはSecure SHellの略で,パスワードだけでなく ログイン後の通信内容も暗号化されてやりとりされるので, 安全にリモートホストと通信できます.

次にccz01サーバにsshコマンドを利用してリモートログイン する実行例を示します.

% ssh ccz01 <RET>
t02000tf's password: <RET>
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.6       Generic August 1997
% _

sshコマンドは次のような書式で利用します.

% ssh [オプション] [ホスト名] <RET>

sshコマンドは`-l'オプションを利用することでリモートログインする アカウントを指定できます. 例えば,あるコンピュータから別のコンピュータに リモートログインする場合に-lオプションを利用します.


■ユーザ名の指定
`-l'オプションを利用するとリモートログインするアカウントを指定できます.
書式 ssh -l [ログイン名] [ホスト名] <RET>
% whoami <RET>                          <- 現在のログイン名を調べる.
t02000tf
% ssh -l s02000hf ccz03 <RET>           <- ユーザs02000hfでccz03にログインする.
Password: <RET>
Last login: Thu Feb 15 09:20:18 from zz123
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.6       Generic August 1997
% whoami <RET>                          <- 現在のログイン名を調べる}
s02000hf

sshコマンドを使ってはじめてのサーバーへログインする場合, そのサーバを信用するかどうかを確認されるので [yes]を入力して<RET>を押してください.


2.2.2 Windows 環境でのリモートログイン

Windows 環境のコンピュータからUNIX のサーバにリモートログインするに は,SSHまたは,`TELNET'というプロトコル を利用します. CNS 内からはSSH接続とTELNET接続ができますが, TELNETは通信内容が暗号化されないのでCNS 外からはSSH接続だけ許可されています.

ここではCNS のWindows 環境でSSHプロトコル・ TELNETプロトコルを利用できる Tera Term Proとtelnet.exeという2つのアプリケーションの利用方法について説明 します.

Tera Term Pro

Tera Term Proは,寺西 高(teranishi@rikaxp.riken.go.jp)氏が作成した TELNETプロトコルの利用できるフリーウェアです. CNS では安藤弦彦(lancelot@sakurachan.org)氏が作成した Tera Term Pro日本語版を利用できます. また,Robert O'Callahan(roc+tt@cs.cmu.edu)氏が作成した フリーウェアであるTTSSHと合わせて利用することで, SSHによるリモートログインもできます. ここではSSH接続での起動・ログイン・ログアウト・終了の方法を説明します.

telnet.exe

telnet.exeはWindows に標準付属されているTELNETアプリケーションです. ここではtelnet.exeの起動・ログイン・ログアウト・終了の操作方法について説明します.

2.2.3 Macintosh 環境でのリモートログイン

Better Telnet

Macintosh からUNIX のサーバにログインするには,Better Telnetを利用します. ここでは起動・ログイン・終了の方法を説明します.