一般にネットワーク上で通信されているデータは,第三者に傍受される可能性があります.特にCNS 外のコンピュータからCNS のコンピュー タを利用する場合は通信内容が他の人に漏れる危険性が高くなります. そのためCNS では個人で契約しているインターネットサービスプロバイダなどの CNS 外のコンピュータを経由したホストの利用 や, メールの送受信 などに対して制限を設けています.CNS 外のコ ンピュータを経由してCNS のサービスを利用する場合には,通信内容が暗号化さ れているプログラム ()を使うなどセキュリティに十分注意してください. 外部からの接続についての詳細は, `http://www.sfc.keio.ac.jp/itc/ssh/'を参照してください.
CNS では内部の情報共有を円滑に行えるよう,ユーザ同士で他のユーザが所有 する情報を参照する際の制限をゆるく設定しています. 例えばfingerコマンド ()を使えば, 他のユーザのログイン名や実際の名前,ログイン履歴などの情報を得られます. このような環境を意識して,プライバシーはそれぞれ自分で守る必要があります. ファイルの保護ができる chmodコマンド()など を利用してください.
また,ネットワークを利用してデータを転送する場合には, 通信内容が暗号化されているプログラムを利用してください. CNS のユーザ一人一人がデータの安全性 を高めることで,CNS のセキュリティを強化できます. 特にプライバシーに関わる情報は,第三者に漏れることのないよう慎重に扱っ てください.
CNS のコンピュータはネットワークを経由して遠隔地からもログインできます ().しかし,多くのユーザが1つのコンピュータを同 時に利用すると,コンピュータにとって大きな負担となります.むやみにネット ワークを経由してログインするのは他の利用者の迷惑になる可能性があります. 特にネットワークを介しての利用が想定されているコンピュータ ()以外は ネットワークを介して利用しないでください.