WWW/WWWサーバによる情報公開 - 基礎編/情報公開の手順

ここでは,ページと画像を作成し,それをWWWブラウザで見るという一連の作業を通して,実際にWWWサーバで情報を公開する手順の例を示します.タグの機能については3.3を参照してください.

1.
公開する情報の作成
まず,Emacsを起動して`public_html'ディレクトリの下に`index.html'というファイルを作成し,図3.2のようにHTMLで内容を記述してファイルを保存します.図3.2の中のタグの機能については3.3を参照してください.

次に,ページに貼りつける画像ファイルを作成します.画像ファイルはxpaintなどのアプリケーションを用いて作成,もしくは写真をスキャナで取り込み加工します.作成した画像はxvなどを利用して,WWWブラウザで表示可能なJPEGやGIF,PNGなどの形式に変換しておく必要があります.

2.
Netscapeによる表示
作成したページのURLである `http://www.sfc.keio.ac.jp/~t01000tf/index.html'(~t01000tfの部分は自分のログイン名に置き換えます)を,Netscapeの``ロケーションフィールド'' に入力し,<RET> を押します.しばらくすると,図3.3のようにNetscapeのウィンドウにページの内容が表示されます.この例では,Netscapeに表示されている``自己紹介'',``日記'',``訪問者リスト''の文字をクリックしても関連情報ページは表示されません.リンク先のページ(`introduction.html',`diary.html',`visitorslist.html'などのファイル)および画像ファイルを,`public_html'ディレクトリの下に作成することで表示されるようになります.


図 3.2:ページ` index.html'のサンプル
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML4.0//EN">
<html>
<head>
<title>Taro Fujisawa's Home Page</title>
<style type="text/css">
body {
	color: #000000;
	background: #DDDDDD;
}
h1 {
	text-align: center;
	color: #0000FF;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Welcome to Taro's Home Page !!</h1>
<p>
ここは
<span style="color: #FF0000; font-size: 3em;">藤沢太郎</span>
のページです.<br>
これから4年間頑張って勉強したいと思います.<br>
とりあえず自己紹介と日記を書いてみました.
よかったら読んでください.<br>
それと訪問者リストにメッセージを書いてくれると嬉しいです.
</p>
<ul>
<li><a href="introduction.html">自己紹介</a>
<li><a href="diary.html">日記</a>
<li><a href="visitorslist.html">訪問者リスト</a>
</ul>
<hr>
<p>
<a href="http://www.sfc.keio.ac.jp/index.html">sfcのページへ</a>
 <p>
    <a href="http://validator.w3.org/check/referer"><img
     src="http://validator.w3.org/images/vh40"
     alt="Valid HTML 4.0!" height=31 width=88></a>
  </p>
</body>
</html>


図 3.3:Netscapeによるページ` index.html'の表示
図:Netscapeによるページ` index.html'の表示