マルチメディアデータの処理/ドロー系画像ツールの利用/図形の描画 -- Xfig

Xfigは図形作画ツールです.機能的には同じ図形作画ツールであるTgifとあまり差はないですが,ユーザインタフェイスはXfigの方が優れています.ただしTgifと違い日本語を入力できません.出力形式は,PS,EPS,XBM,LaTeX(picture環境)などがあり,LaTeXの文書中に図を貼り込みたい場合などに便利です.

3.2.1 起動

Xfigを起動するには,次にように入力します.

% xfig [ファイル名] &<RET>
起動すると,編集したいファイル名を指定した場合はその画像が,何も指定していないときは何も描かれていないXfigのウィンドウが表示される

描画,編集はウィンドウの左側にある`Drawing Modes and Editing ModesPanel'からモードを選択し,主にマウスの左ボタンを使って行います.またマウスの右ボタンをクリックをすることによって現在行われている描画操作の取り消しができます.左側のパネルでモードを選択するとウィンドウの下側にある`Indicator Panel'に`Line Width',`Fill Style',`Text Font'など,選択したモードについての細かな設定が表示され,より細かなモード設定を行えます.

3.2.2 終了

終了するときは,ウィンドウの上側の`Command Panel'から[Quit]を選択します.