C++はCに対してさまざまな拡張をほどこし,またオブジェクト指向という考え方に基づいたプログラム設計が行えるように設計し直された言語である.基本的にCに基づいているため,プログラムの書き方やコンパイラの利用方法はCと非常に似ている.
CNSで利用できるC++用のコンパイラは,すべてのホストで使用できるg++コマンドがある.g++は gccのC++版であり,GNU Free SoftwareFoundation製のC++コンパイラである.OSの種類に関係なく,標準的なC++のコンパイルを行える.ただし,日本語の扱いはサポートされていない.
FORTRANは主に科学技術計算の用途に用いられる言語で,プログラミング言語の中でも最も古い歴史を持つものの1つである.CNSで利用可能なFORTRANコンパイラは,f77コマンドである. f77コマンドはotwo??で利用できる.
Lispはインタプリタによる実行を基本とした言語で,Fortranと並ぶ古いプログラミング言語の1つである.LispはCやC++などの言語とは設計思想が非常に異なり,またインタプリタによる実行を基本とするので,処理系の使い方も異なる.CNSで利用可能なLispのインタプリタはgclコマンドである. gclコマンドはzz???,u???,ccz??,z???で利用できる.
Prologは論理プログラミングと呼ばれる考え方に基づいて,非数値的情報の取り扱いを得意とする言語であり,ここで説明している他の言語とは非常に異なる種類の言語である.
Prologにおけるプログラムとは,ホーン節という特殊な論理式の集まりであり,コンピュータに論理式を解かせることで処理結果を得る.CNSで利用できるPrologインタプリタはsicstusコマンドがある. sicstusコマンドはzz???,u???,z???,ccz??で利用できる.
Perlは次のような特徴を持つ言語である.
Perlは,Cのような本格的なプログラムも書けるが,シェルスクリプトのようにコマンドラインから簡単な処理を行うために使うのに便利な言語である.またPerlのプログラムは,Perlスクリプトと呼ばれることが多い.PerlはCNSのUNIX環境のすべてのホストで利用できる.