2.2 ネットワークに関するデータベースの参照 -- ypmatch，ypcat

ypmatch，ypcatコマンドを利用してCNSに関係するさまざまな情報を検索できる．これらのコマンドを使った検索方法は多数あるが，ここではその一例を示す．

2.2.1 ファイルサーバの情報の表示

ユーザが属しているファイルサーバを表示するにはypmatchコマンドを実行する．

% ypmatch [ログイン名] amd.home<RET>

% ypmatch t00000tf amd.home<RET>
type:=link;fs:=/home/fs0601a;sublink:=$key}
% _

この例では，表示結果からユーザt00000tfが`fs0601a'というファイルサーバに属していることが分かる．

2.2.2 ホストの情報の表示

CNSのホストやプリンタが設置されている教室を表示するにはypcatコマンドを実行する．

% ypcat hosts | grep [ホスト名]<RET>
% ypcat hosts | grep [プリンタ名]<RET>

% ypcat hosts | grep zz123<RET>
xxx.xxx.xxx.xxx    zz123     zz123.sfc.keio.ac.jp    # T=SunUltra30  R=B17
% ypcat hosts | grep nps3<RET>
xxx.xxx.xxx.xxx    nps3      nps3.sfc.keio.ac.jp     # T=QMS2425     R=D17
% _

`R=?'に表示されるアルファベットは，それぞれAがλ，Bがo，Cがi，Dがe，Eがk，MCがメディアセンターを表している．この例では，R=B17はzz123という端末がο17特別教室にあることを示し，R=D17はnps3のプリンタがe17の特別教室にあることを示す．