文書を作成する場合,記述内容によって段落を分け,さらにそれらの段落をひとまとまりにして章や節を設定する.
\章立てコマンド{章の名前}
LATEXには章立てのために表3.1のような7種類の章立てコマンドが用意されている.それぞれ標題を引数として指定する.
\chapter
コマンドは使用できない.章立てコマンドは1回使用されるごとに出力される番号をカウントする.また上位レベルのコマンドが使用されると,それ以下のレベルの番号はクリアされる.これは章立てコマンドが階層構造を成しているためである.この考え方を図3.1に示す.
このような構造を持つため,上位レベルの章立てコマンドの影響を受ける
\subsection
などの下位レベルの章立てコマンドを始めに使用すると,次のように`0'が出力されてしまうので注意すること.ただし
\part
コマンドだけは下位レベルの付番には影響をおよぼすことはない.
\subsection{失敗例} \section{節の標題} \subsection{また1から} このようにカウンタが リセットされます.