CNSのユーザは,ホームディレクトリの下にpublic_htmlという情報公開用のディレクトリを作成することによって,WWWサーバで情報を公開できる(図3.1).
% mkdir ~/public_html<RET>
公開するページや画像などの情報は,このpublic_html以下のディレクトリに作成する.
CNSのWWWサーバには`個人のホームページ'というページ(http://www.sfc.keio.ac.jp
/PersonalHomePageList/index.html.jaなど)があり,このページにはCNSのWWWサーバで情報を公開しているユーザのリストが載っている.public_htmlディレクトリを作成すると自動的にこのリストに自分の名前が掲載される.このリストは1日に数回更新されるだけなので,
public_html ディレクトリを作成しても,すぐにリストに名前が載るわけではない.また,このディレクトリの保護モードがothersに対して読み出しと実行を許可する設定になっていないと,このリストには載らないので注意すること.保護モードを変更する例を次に示す.
%chmod 755 ~/public_html<RET>
% _
%cd ~/public_html<RET> %touch .hideme<RET> % _
また,リストに再び名前を掲載するには,次のように.hidemeファイルを消去すればよい.
%cd ~/public_html<RET> %rm .hideme<RET> % _
public_htmlディレクトリ以下に作成したページや画像などのファイルは世界中のユーザに公開されるが,特定のユーザやドメイン(CNSなど)からしかアクセスできないようにも設定できる.このような情報へのアクセス制限の方法については第VI部 4.1を参照すること.