3.4 Muleのコマンド実行 -- (M-x)

Muleでは，M-xに続けてコマンドを入力できる．M-x を入力すると，ミニバッファにカーソルが移動するので，コマンドを入力して<RET>を押す．

補完機能

Muleのコマンドは，意味を表現しているため長くなっているが，これらは補完機能を使うことで簡単に入力できる．また，C-x C-f， C-x iなどによるファイル名の入力の際にも補完機能を利用することができる．

M-xの後のコマンド名の入力やファイル名の入力の際に，ある程度まで入力したところで<TAB> を入力すると，確定できるところまで補完し，複数の候補がある場合にはウィンドウに表示される．

例えば，M-xを入力した後に<TAB> を入力すると，図3.1のようにMuleコマンドの一覧が表示される．

図 3.1:Muleのコマンド入力

実際にはC-?，M-?などのキー操作は，Muleコマンドのなかで頻繁に使われるキーがコマンドと結びつけられている．例えば，C-x C-fはM-x find-file， C-x C-sはM-x save-bufferというMuleのコマンドに割り当てられている．したがって，C-?などのキー操作の代わりにこれらのコマンドを入力しても同様の操作を行える．