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3.3 文字コードの設定 -- (C-x C-k f)
通常Muleで作成したファイルはJISコードで保存される.しかし,WindowsやMacintochのエディタで作成したファイルは,Shift-JISで保存される.Muleでは文字コードがJISでもShift-JISでもファイルを表示できるが,LATEX処理するソースファイルは文字コードがJISでなければならない.このような場合はnkfコマンドやMule上での文字コード変更コマンドを用いてファイルの文字コードを変換する必要がある.Mule上でC-x C-k fを入力すると,エコーエリアに次のように表示される.
ここで表3.3に示す値を入力すると,バッファ内の文字コードが変更される.ただしこの段階では`バッファ'の文字コードが変更されただけで`ファイル'の文字コードは変更されていない.文字コード変更後保存することによってファイルの文字コードを変更できる.
表 3.3:
文字コードとその設定値
文字コード |
設定値 |
JIS |
*iso-2022-jp*unix |
MS漢字(Shift-JIS) |
*sjis*unix |
EUC |
*euc-japan*unix |
MS-DOS用Shift-JIS |
*sjis*dos |
Macintosh用Shift-JIS |
*sjis*mac |
|
文字コード変更のみの編集の場合,モードラインの変更状態は---
のままでファイルを保存できない.このようなときは,何か文字を入力して保存するか,C-x C-wでファイル名を指定して保存する.
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