Muleにおけるファイルの作成および編集作業は,ファイルからバッファへの読み込み→バッファでの編集→バッファからファイルへの書き込みというようにすべて`バッファ'を中心に行う.また,Muleのウィンドウを分割することで,バッファを効率よく操作できる.
Muleではバッファと呼ばれる作業領域にファイルを読みこんで,バッファ上で編集を行う.変更されたバッファの内容がファイルに保存されてはじめてファイルの内容も変更される.したがってバッファの内容を保存するまでファイルの内容は変更されないので,バッファを保存せずにMuleを終了するとファイルの内容は変更されない.図2.1にファイルとバッファの関係を示す.
Muleではウィンドウに表示されたバッファの内容をユーザが編集,操作する.Muleでは1つのウィンドウを分割することによって複数のバッファも表示できる.ウィンドウには,Muleがヘルプなどの情報を表示するときに作るものもある.