next up previous contents index
Next: IX. 印刷 Up: 4. Macintoshのフォントとプリンタ Previous: 4.1 フォントの基礎知識


        
4.2 Macintoshからの印刷

CNSではMacintoshから直接印刷できない. したがって,Macintoshのアプリケーションで 作成したファイルを印刷するためには次の2種類の方法をとることになる.

どちらの場合も,フォント選択に制限があるので注意すること.ここでは,後 者の方法について解説する.

どうしても印刷できない場合は, メディアセンターMacintoshコンサルタントに相談すること.

   
4.2.1 ファイルの作成

ClarisWorksやPageMaker,Illustratorなどのアプリケーションでファイルを作成 する.ただし,印刷できる日本語フォントが限られているので,作成する際には 注意が必要である. CNSのプリンタで印刷できる日本語フォントは以下の通りである.












上記のフォントを大きいサイズで使おうとすると,画面上ではギザギザに表示 されるが,印刷結果そのものはきれいに出力される.

4.2.2 PSファイルとして保存

文書を作成したら保存し,そのあとでPostScript形式への変換作業を行う.

まず,アップルメニューから[セレクタ]を選択し,`セレクタ'ウィンドウが開い たら`LaserWriter8'アイコンをクリックして選択する(図).


  
図: セレクタウィンドウ

`セレクタ'ウィンドウを閉じ,アプリケーションに戻って[ファイル]→[用紙設 定...] (または,[Page Setup...])を選択すると`用紙設定'ダイアログボックス が開く.ここで用紙のサイズや縦置き/横置きなどを設定する.通常のA4縦置き 文書の場合は設定の必要はないが,横置きの文書を作成したい場合は,ここで `横置き'アイコンをクリックして指定しておくこと.


 
図: 用紙設定ダイアログ

[ファイル]→[印刷...] (または[Print...])を選択すると,`印刷' ダイアログボックスが表示される(図). ここで`出力対象'の`ファイル'を選択する. すると,右上の[プリント]が[保存]に変わる.


  
図: 印刷ダイアログ+保存ボタン

[保存]をクリックすると,`保存'ダイアログが表示される(図 ).もとのファイル名に日本語などを含んでいる場合は, 半角英数字を使ったファイル名に変える.また,ファイル名 の末尾に.psが付いていることを確認してからファイルを保存する.ファ イルが保存できるフォルダは限られているので注意すること.


  
図: 保存ダイアログ

また,指定のフォント()以外のフォントを使用している場 合は`フォントの保持'を`すべて'にすること.指定のフォントのみを使用してい る場合は`なし'を選択する.

4.2.3 ファイルのCNSへの転送

文書をPSファイルとして保存したら,Fetch ()を利用して ファイルをCNSのホームディレクトリに転送して印刷する.なおこの際,作成し たPSファイルはテキストファイルなので,転送の形式は`Text'を選択しておく. `Automatic'にしておくと問題が発生することもあるので,使わないこと.

4.2.4 プリンタでの印刷

Telnetを用いてUNIXホストにログインし,lprコマンドを使って印刷す る.

% lpr -P[プリンタ名] [-#枚数] [ファイル名] <RET>