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1.3 Macintoshのアプリケーション

ここでは,CNSのMacintoshで利用できるアプリケーションを紹介し, 利用例を示す.目的,用途に応じて,これらのアプリケーションを使い分けること.

なお,各アプリケーションごとに,アイコンと利用できる場所を示している. 利用できる場所は図に表すようなアイコンで示す.


  
図: 利用できる場所の凡例

1.3.1 文書入力,編集アプリケーション


     

レイアウト情報を含まないテキストを入力するためのエディタである. 操作方法がMuleと似ているため, Muleの操作方法を知っていれば違和感なく使える. JISからSJISへの漢字コード変換を[Option]メニューから選択できるので, 文字化けを直すのに便利である. プレインテキストの作成と編集ができる.

     

ワードプロセッサ,ペイント系グラフィックス,ドロー系グラフィックス,表 計算,データベース,通信の各機能を一括した統合アプリケーションである. 表計算ツールで作ったグラフや図を張りつけたレポートを作れる.

         

DTP (DeskTop Publishing)アプリケーションである.DTPアプリケーションと は,高品質な版組みをコンピュータ上で 実現するソフトウェアのことである. 多量のテキストやグラフィックスを扱うのに適し, またそのレイアウトを自由自在に変えられる. 多くの新聞や雑誌がPageMakerなどのDTPアプリケーションに よって作成されており, パンフレットや小冊子を作成できる.

1.3.2 画像を扱うアプリケーション


           

さまざまな画像処理を行えるペイント系グラフィックスアプリケー ションである.特に写真の補正などを得意とする. 多くの画像ファイル形式に対応しているので,ファイル形式を変換する 場合などにも使える. スキャナの設置されているMacintoshでは,このアプリケーション を使って,イメージスキャナから印刷物や写真などを 画像書類としてコンピュータに取り込める.

JPEGファイルのGIFファイルへの変換や スキャナで取り込んだ写真の加工, ホームページに載せるためのGIF画像の背景の透明化, クラリスワークスなどで利用する画像の作成ができる.

           

文字や図形などに適した,ドロー系グラフィックスアプリケーションである. 文字主体のポスターを作成する場合などは,このアプリケーションを使うとよい. 作成した書類はEPS形式()で保存できるので, CNSのプリンタから印刷できる.

ポスターや広告,の文書に貼りつけるための図が作れる.

         

3次元画像を作成するためのアプリケーションである.3次元画像 の作成は,``モデリング''によって物体の構成を作成し,``レンダリング''に よって実際の画像を生成するという二段構えの構造になっている. また,画像を何枚もレンダリングしてアニメーションムービーを作成したり, インターネットで3次元画像を表示するための規格であるVRML形式(Virtual Reality Modeling Language)でも保存できる.

ポスターに載せる3次元画像や WWWページに載せるVRMLファイル, アニメーション機能を利用したプレゼンテーション用の動画を作成.

1.3.3 動画を扱うアプリケーション


         

画像,音声,ムービー,ボタンなどを組み合わせて,ゲームやプレゼンテーション などのマルチメディアタイトルを作成できるマルチメディア オーサリングツールである. また,Afterburnerというツールを使うと,作成したタイトルをShockwave形式に 変換でき, WWWで公開できる.

Photoshopで作った画像やPremiereで作成した動画を 使った プレゼンテーション用ファイルやマルチメディアタイトルを作れる.

         

デジタルビデオ編集を行うためのアプリケーションである. 多彩なエフェクトを利用して編集を行える. ただし,メモリやハードディスクの都合上, 扱える動画ファイルの大きさには制限がある.

ビデオデッキから取り込んだデジタルビデオを編集して動画 ファイルを作成できる.

1.3.4 音声を扱うアプリケーション


     

音声データを作成,編集するアプリケーションである. マイクなどの外部音声入力装置から音声を取り込み, ファイルとして保存できる. また,取り込んだ音声を加工したり,さまざまなエフェクトをかけられる. PremiereやDirectorで利用するための音声を編集できる.

     

シンセサイザーを演奏させるための情報(MIDIデータ) を作成するアプリケーションである. MIDIデータを作成するためには,音程や音の強さなどの情報を アプリケーションに入力する以外にも, キーボード等の電子楽器からも入力できる.

電子楽器(キーボード)を使った作曲や 他人の作成したMIDIデータのシンセサイザーでの再生ができる.