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1.1 電子メールを使うために


読み書きにはMuleを使用

CNSでメールを読み書きするためには,Mule ()の上 で動作するメールシステムを利用する.文書の編集機能を持つMuleを用いてメー ルを読み書きすることにより,自分が受け取ったメールを見ながら,返信を 書いたり,プログラムを直したり,レポートを書いたりできる.

メールシステム

CNSで利用可能なMule上のメールシステムには,Mew (Messaging in the Emacs World) と,MH (Message Handler)があり,現在CNSではMewを 標準環境として使用している.1995年度以前の入学者も設定を追加することに よりMewを利用できる.設定の方法はを参照する こと.

        MHとMewの最大の違いは,MHが基本的にテキストのみのメールしか扱え ないのに対し,Mewは画像,音声などの情報を含んだメールも取り扱え ることである.また,Mewは検索や整理のための機能をより豊富 に備えており,多数のメールを取り扱う場合などに便利である.

    
メールヘッダ

メールの本文の手前にある送り先のメールアドレス,送信された時刻などが 書いてある部分をメールのヘッダ部分と呼ぶ.ヘッダ部分は, 表に示すもので構成されている. これらの中でユーザが主に入力するものはTo:Cc:Subject:で ある.

Cc: (カーボンコピー)は,他人へのメールを控えとして自分にも送る場 合などに利用する欄である.メールを送ることに関してはTo:フィール ドに入力するのとまったく同じであるが,To:フィールドにはそのメー ルを読んでほしいユーザのメールアドレス,Cc:フィールドはそのメー ルを参考までに送るユーザのメールアドレスという意味合いがあり,自分のア ドレスがCc:フィールドの場合は受けとったメールを読み飛ばす人もい るので注意すること.


 
表: メールヘッダ
 
ヘッダ名 意味
From メールの送り主
Date メールの発信時刻
Subject メールの表題
Sender メールの送り主
To 送り先のメールアドレス
Cc カーボンコピーの送り先のメールアドレス
Bcc ブラインドカーボンコピーの送り先のメールアドレス
Reply-To メールに対する返事を送るべきアドレスのリスト
In-Reply-To どのメールに対する返事かを示す識別子
X-で始まるもの 利用者定義のヘッダ

Bcc: (ブラインドカーボンコピー)はCc:フィールドと同じ働きを するが,メールが送られたユーザには,Bcc:フィールドに指定されたメー ルアドレスは見られない.