CNSでメールを読み書きするためには,Mule (→)の上
で動作するメールシステムを利用する.文書の編集機能を持つMuleを用いてメー
ルを読み書きすることにより,自分が受け取ったメールを見ながら,返信を
書いたり,プログラムを直したり,レポートを書いたりできる.
CNSで利用可能なMule上のメールシステムには,Mew (Messaging in the Emacs World) と,MH (Message Handler)があり,現在CNSではMewを 標準環境として使用している.1995年度以前の入学者も設定を追加することに よりMewを利用できる.設定の方法は→を参照する こと.
MHとMewの最大の違いは,MHが基本的にテキストのみのメールしか扱え
ないのに対し,Mewは画像,音声などの情報を含んだメールも取り扱え
ることである.また,Mewは検索や整理のための機能をより豊富
に備えており,多数のメールを取り扱う場合などに便利である.
メールの本文の手前にある送り先のメールアドレス,送信された時刻などが 書いてある部分をメールのヘッダ部分と呼ぶ.ヘッダ部分は, 表→に示すもので構成されている. これらの中でユーザが主に入力するものはTo:,Cc:,Subject:で ある.
Cc: (カーボンコピー)は,他人へのメールを控えとして自分にも送る場 合などに利用する欄である.メールを送ることに関してはTo:フィール ドに入力するのとまったく同じであるが,To:フィールドにはそのメー ルを読んでほしいユーザのメールアドレス,Cc:フィールドはそのメー ルを参考までに送るユーザのメールアドレスという意味合いがあり,自分のア ドレスがCc:フィールドの場合は受けとったメールを読み飛ばす人もい るので注意すること.
Bcc: (ブラインドカーボンコピー)はCc:フィールドと同じ働きを するが,メールが送られたユーザには,Bcc:フィールドに指定されたメー ルアドレスは見られない.