SFC CNS GUIDE 2004

3.4 メッセージの作成・送信

3.4.1 メッセージの作成 -- (w)

wを押すと, 新規に作成するメッセージの本文を書くウィンドウ が表示されます.

From: Taro Fujisawa <t00000tf@sfc.keio.ac.jp>
To: _
Subject:
User-Agent: Wanderlust/2.8.1 (Something) Emacs/21.1 Mule/5.0 (SAKAKI)
Organization: Keio University
-text follows this line-

この状態を`Draftモード'といいます. このモードでは,Emacs ([*])での 一般的な編集操作によってメッセージを作成できます.

  1. 宛先を入力する.
    カーソルが上から2番目の`To:'の行に表示されるので, メッセージを送る相手のメールアドレスを入力します. 複数のユーザに送るには,メールアドレスを 半角のカンマ(`,')で区切って書きます. 必要ならば改行をして,`Cc:'フィールドと `Bcc:'フィールド([*]) を作成して,メールアドレスを入力します.
  2. 題名を入力する.
    `Subject:'に題名を入力します.
  3. 本文を作成する.
    `-text follows this line-'の下の行に カーソルを移動して,本文を作成します.
From: Taro Fujisawa <t00000tf@sfc.keio.ac.jp>
To: <s00000hf@sfc.keio.ac.jp>
Subject: group work report
User-Agent: Wanderlust/2.8.1 (Something) Emacs/21.1 Mule/5.0 (SAKAKI)
Organization: Keio University
-text follows this line-
太郎です._
注意 `-text follows this line-'の行は, メッセージのヘッダ領域と本文領域の境界を表すものなので, 消してはいけません.

3.4.2 メッセージの送信

本文を作成した後C-c C-cを入力すると, エコーエリアに次のように表示されます.

Do you really want to send current draft? (y or n) _

yを押すと,`Sending...done' と表示されメッセージが送信されます.

3.4.3 署名の付加 -- (C-c C-w)

ホームディレクトリの下に`.signature'という名前のファイルを作成し, その中に自分の署名を書いておくと,メッセージを送る前にC-c C-w を入力することで,その内容を本文に挿入できます.

次に`.signature'ファイルの例を示します.

Taro Fujisawa
Faculty of Environmental Information
URL http://web.sfc.keio.ac.jp/~t00000tf/

本文に署名を付加するには, 文の末尾にカーソルを合わせ,C-c C-wを入力します.

From: Taro Fujisawa <t00000tf@sfc.keio.ac.jp>
To: s00000hf
Subject: group work report
User-Agent: Wanderlust/2.8.1 (Something) Emacs/21.1 Mule/5.0 (SAKAKI)
Organization: Keio University
-text follows this line-
太郎です.

- 
Taro Fujisawa
Faculty of Environmental Information
URL http://web.sfc.keio.ac.jp/~t00000tf/

3.4.4 作成の中止 -- (C-c C-k)

メッセージの作成を途中で中止するときは, C-c C-kを入力します. エコーエリアに次のように表示されます.

Kill Current Draft? (y or n) _

yを入力し<ENTER>を押すと, 作成中のメッセージが消え,Summaryモードに戻ります.

3.4.5 返信 -- (a)

受信したメッセージに対して返事を書くには, Summaryモードで返信するメッセージ番号に カーソルを合わせ,aを押します. `To:'フィールドや`Cc:'フィールドなど のヘッダがWanderlustによって自動的に作成され, 返信用のDraftバッファが用意されます(図3.4). この時,Emacsの画面は3分割され, 1番上がSummaryモードのバッファ, 中央がメッセージの内容を表示するMessageモードのバッファ, 1番下が返事を書くためのDraftモードのバッファになります.

図 3.4: メッセージの返事を書く
03_WL-Reply

返信メッセージを作成する状態で, もとのメッセージを引用できます. DraftモードでC-c C-yを入力すると, もとのメッセージの本文の内容が, 各行の先頭に`>'が付加された形 で本文に挿入されます.

また,Summaryモードで返信コマンドであるaを押す代わりに大文字 のA (<SHIFT>を押しながら a)を押すと,あらか じめ本文をすべて引用した形で 返信メールが用意されます.

3.4.6 メッセージの転送 -- (f)

Summaryモードでfを押すことによって 自分が受信したメッセージを違う相手に 転送できます.

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