SFC CNS GUIDE 2004

2.4 他のメールアドレスへの転送

CNS のメールアドレスに届いたメールを, 他のメールアドレスへ自動的に転送できます. いつも受信しているメールアドレスや携帯電話に転送すると便 利です. この章ではメール転送の設定方法と解除の方法を説明します.

2.4.1 転送の設定

CNS のメールアドレスに届いたメールを 自動的に外部のメールアドレスへ転送する設定は メールサーバにリモートログイン([*][*])し, `/var/forward'ディレクトリで行います. このディレクトリに, 自分のログイン名のついたファイルを作成し,転送の 設定を記述します. また,CNS ではこの設定を簡単に行うためのmailsetupコマンドが用意されています. 使い方は[*]を参照してください.

メールを転送する場合,CNS のメールサーバにメールを残すか,残さないかを選択できます. CNS に残さない場合は,転送先アドレスのみを記述します.CNS のメールアカウン トにもメールを残す場合は,転送先アドレスの前に,`\ログイン名' を書き, `,'で区切ります.

次に,echoコマンドを利用して,ユーザt00000tfのメールを `picasso@guide.ac.jp'へ転送する設定の実行例を示します. echoコマンドは,引数の文字列をそのまま出力するコマンドです. ここでは,リダイレクション([*])を用いてファイルへ出力 します.

  1. メールサーバにリモートログインし,ファイルを書き込むディレクトリへ移動する.
% ssh mail.sfc.keio.ac.jp <ENTER>
t00000tf's password: <ENTER>
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.6       Generic August 1997
% cd /var/forward <ENTER>
% _
  1. 転送先のメールアドレスをシングルクオート(`'')で囲み echoコマンドの引数に指定し,リダイレクションで自分のロ グイン名のファイルを作成する.作成したファイルをcatコマ ンドで確認する.
% echo 'picasso@guide.ac.jp' > t00000tf <ENTER>
% cat t00000tf <ENTER>
picasso@guide.ac.jp
% _
% echo '\00000tf,picasso@guide.ac.jp' > t00000tf <ENTER>
% cat t00000tf <ENTER>
\t00000tf,picasso@guide.ac.jp
% _
注意 携帯電話のメールアドレスに転送する場合,文字数制限でメールが最後まで読 めないことがあります.また,迷惑メールフィルタを携帯電話会社 のサービスで設定している場合,携帯電話にメールを配送できなく なる可能性があるので,必ず解除してください.携帯電話のメールアドレスに転送 する場合は,CNS のサーバにメールを残す方が望ましいでしょう.

2.4.2 転送の解除

メールサーバであるmail.sfc.keio.ac.jpへSSHでリモートログイン し, 転送の設定の際に`/var/forward'ディレクトリに作成した自 分のログイン名と同名のファイルを削除します.

% ssh mail.sfc.keio.ac.jp <ENTER>
t00000tf's password: <ENTER>
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.6       Generic August 1997
% cd /var/forward <ENTER>
% rm t00000tf <ENTER>
% _

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