で説明した基礎的なテキストカーソル移動の 他にも次のような移動方法があります.
表2.4にカーソルの移動に関するキー操作を示します.
分類 | キー操作 | 意味 |
移動 | C-v | 1画面分次へ移動 |
M-v | 1画面分前へ移動 | |
M-< | バッファの先頭に移動 | |
M-> | バッファの最後に移動 | |
M-x goto-line | カーソルを指定した位置に移動 | |
その他 | C-x l | バッファ内の総行数を表示 |
C-l | 画面の再表示 |
編集しているバッファが大きい場合は一部しかバッファに表示できません. 前後の部分を表示するには,M-v,C-vを 入力します.M-vによって現在表示されている画面の1画面分前に, C-vによって現在表示されている画面から1画面分後に移動できます. また,M-<,M->を入力することによって,バッファ の先頭,最後に移動できます.
特定の行にカーソルを移動したい場合,M-x goto-lineと入力して <ENTER>を押します. エコーエリアに次のように表示されるので, カーソルを移動する行番号を指定します.
数字を入力してから<ENTER>を押すと, 指定した行の先頭にカーソルが移動します. LaTeXのファイル,およびJava言語やC言語のソースコードを編集した後に platexコマンドやコンパイラを実行してエラーの行が 出力された場合,修正の際にM-x goto-lineを 利用すると効率よく作業できます.
また,C-x lと入力すると,バッファ全体が何行あり, 現在カーソルが文頭,文末より何行目に位置しているかが表示されます. 次に,全体が23行で,カーソルの前に11行,カーソルの後に12行 ある場合の例を示します.
C-lを入力すると,カーソルのある行がウィンドウ中央にくるように 画面を再表示できます.