SFC CNS GUIDE 2004

13.1 ウィンドウダンプ -- Xwd

画面上のウィンドウイメージを画像ファイルとして保存することを, ウィンドウダンプを取るといいます. UNIX上ではコマンド, またはアプリケーションを利用してウィンドウダンプを取る方法があり, 画面に表示されたものをレポートに引用したいときなどに利用します.

13.1.1 Xwd

xwdコマンドはウィンドウダンプを取るためのコマンドです. xwdコマンドで作成したウィンドウダンプは, XWD形式で保存されます. Xwd を利用するには次のように入力します.

xwd [オプション] [ファイル名]

13.1.1.1 オプション

-out ダンプ結果をファイルに出力します.この指示がない場合, xwdコマンドは標準出力 ([*]) にダンプの結果を出力します. 通常, XWD形式のファイルには.xwdという拡張子をつけます.
-frame タイトルバーや周囲の枠を含めてダンプします.
-root 画面全体を自動的にダンプします.

ウィンドウのダンプを取り, `display.xwd' という名前のファイルで保存するには次のように入力します.

% xwd -out display.xwd <ENTER>
% _

コマンドを実行するとマウスカーソルの形が `+' に変わるので, マウスカーソルをダンプしたいウィンドウ上に移動し, クリックします. ダンプを取りはじめるときに音が鳴り, ダンプが終了すると再度音が鳴ります. オプションに-rootを指定した場合は, マウスで選択せずに画面全体をダンプします.

このとき, カーソルは画像ファイルに含まれないで, ダンプを取るウィンドウの上に他のウィンドウが重なっていると, その通りにダンプされてしまいます. xwdコマンドを実行する前に, ダンプするウィンドウが完全に見える状態にしておきます.

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