LaTeXにおける文書整形では,出力の空白制御は自動的に行われます. しかしコピーした図を後から貼りつける場合や,手書きの図や文書を書き加えたい場合などには,意図的に空白を入れる必要があります. ここでは空白制御の方法について説明します.
LaTeXではさまざまなところで具体的な長さを指定することがあります. LaTeXでは 表2.12に示す長さの単位を用います.
縦方向の空白制御には 表2.13のコマンドを使用します. \vspaceコマンドの引数には単位 (表2.12)とともに空白の長さを記述します. ページの先頭で空白を挿入したい場合は,コマンドと`{'の間に`*'を記述する必要があります.
横方向の空白制御には 表2.14のコマンドを使用します. \hspaceコマンドの引数には単位 (表2.12)と ともに空白の長さを記述します.
次に空白の挿入の例を示します.
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